雨あがりの街から夜まで

東京の路線図というのは複雑です。

じっと見ているとまるでカラー版エッシャーでも眺めているような気分になります。

仕事で営業職をやっていたころ移動が公共交通機関だったため、だいぶ鍛えられましたが、引っ越してきた当初は何度地下で遭難しかけたことか（苦笑）

ローマの地下鉄はスリなどの治安的な不安はありますが線自体はとても分かりやすかったです。

雨あがりのヴァチカンから出国し、帰路につくべく地下鉄の駅へと向かいます。

一雨降って、空はいい感じです。途中途中に可愛らしいお店がありました。

スーパーというか生活用品店のようです。カラフルな製品が多くて目をひきます。

ここから駅へと入ります。階段を下りるとなんかちょっと薄暗いです。

表示などはごくごくシンプル、都心の駅ですと多言語表示があたり前になっているので、こと電車に関しては東京のほうが一歩先ゆく印象です。

ちなみに切符はこんな感じです。これはBITという1回券で1.5ユーロになります。

この他、1日券、72時間券、7日間券などがあるもようです。駅の券売機の他、街中のタバコ屋さんなどでも購入できます。

無事、入場しまして電車を待っていると向い側のホームに入ってくるのが見えました。

話には聞いていましたが、すごい落書きです。

事前にチェックしてきた旅行サイトやブログで、ローマは治安があまりよくなく、その中でも地下鉄は危険とありました。

用心していましたし、結果何事もなく済みましたが、地下鉄の薄暗さや落書きを目にすると怖いものがあります。

車内の駅表示です。地下鉄はA線とB線、そして新しく完成して一部区間のみで運行しているC線と3つしかありません。

乗り間違いは少なくて済みそうです。

無事、ホテルの最寄までついたので、スーパーで買い出ししました。ここが一番近いスーパーで、お水を買ったり、お酒を買ったりと一番重宝した場所です。

買ったものを冷蔵庫にしまい、お部屋で一休みします。家人はちょっとうたた寝してたかな。私はビールとテレビでのんびりしました。

疲れてぼーっとしてますが、夜もいい時間なので夕飯に出ることにします。

ホテルの近くの場所で、ガイドブックに掲載されていたお店へ行ってみることにしました。最初、どの辺だろうと思ったら徒歩3分くらいですごい近かったです。

テラス席に案内されました。周辺にホテルも多いからでしょう、店員さん非常に手馴れています。

これぞイタリア人なノリの恰幅のいいオジサマが仕切ってました。

飲物は白ワインをボトルです。最初頼もうとしたのが売り切れで、違うやつをオーダーしようとしましたが、こっちのほうがいいよということで決まりました。

頼もうとしてたのより安価なので、観光客相手といえどもぼったくったとこではないだとちょっと安心します。

メニューは日本語表記もあり、分かりやすかったです。前菜から塩漬け牛薄切りのカルパッチョを選びました。

疲れて塩分を欲していたのか、家人が大そう気に入っていました。

お皿がカラフルで可愛らしいです。こういうテイストのお皿、売っているところも結構あって買おうか迷いましたが、お皿は結構あるしなぁということで今回は見送りました。

続いてはローマ風サルティンボッカです。

サルティンボッカもローマの名物のひとつとして名前が上がるお料理のひとつですよね。

ひとつずつシェアしましたが、こちらもくど過ぎず美味しく頂きました。

白ワインがしっかり目だったのでお料理ともよくあっていたと思います。

家人の炭水化物チョイスはイイダコのパスタです。

同時にサーブされてテーブルの上がいっぱいになりましたが、定員さんがいい感じに調整してくれました。

取り分けて一口ご相伴に預かりましたが、アルデンテ具合がよかったです。イイダコも美味しく、昨日に引き続き魚貝にありつけて魚派の私は満足でした。

家人の〆であるケーキはしっかりとしたボリュームがあります。

食べ終わって会計を済ませた後、一緒に写真をとお願いするとオジサマ、ごく自然に肩を抱いて引き寄せてくれます。

最後までイタリアなノリでした。

この通りには飲食店が充実しています。

私たちが食事していたお店も混んでましたが、どこのお店もお客さまの入りがいいです。

ホテル着いてからももう少し呑んでしまいました。

明日は1日フリー、さてどうするの相談をして就寝です。