雨あがりて

ぐっと冷え込むようになってきました。

インフルエンザの話題ももうすぐでしょうね。予防接種は毎回欠かせません。

はたらく細胞さんに頑張ってもらうためにも予防はしっかりしておきたいと思います。

このところ雨がぱらついてましたので、インフルエンザのみならず、通常の風邪にも気をつけたいところです。

雨に絡んだ話題でもありますが、まずはサン・ピエトロ大聖堂から見ていこうと思います。

大聖堂の入口を背に眺めると広場がこんな風に見えます。奥のほうに見えるのはオベリクスです。

中に入っていきます。さすがカトリックの総本山とあって素晴らしい装飾です。

奥へとすすみたくなりますが、ぐっとこらえて、右手側へとすすみます。

そこは通称ピエタ礼拝堂とよばれています。その由来はピエタ像が設置されているためｄす。

 キリストを抱いた、聖母マリア、作者はミケランジェロです。

ミケランジェロはピエタを4体作成していますが、このサン・ピエトロにあるもの以外は未完成です。

これも本物を観ることが出来て感動しました。聖母マリアの表情には言葉もありません。

たっぷりと堪能した後、聖堂内を見学しました。

特筆すべき点はモザイク画でしょうか。どれも本当に素晴らしいです。見上げるのもいいですが、もっと近づくために続いてはクーポラ（ドーム）へと上がってみることにしました。

一度聖堂を出て、わきへと回り込みます。クーポラへは全部階段でいくなら8ユーロ、途中までエレベータだと10ユーロです。

歩くのは苦でないふたりですが、1日観光でかなり歩いているため、ここはエレベータを選択しました。

エレベータで到着すると見上げていた大聖堂を見下ろせる場所へと到着します。

ぐるりと通路になっています。壁面はこの迫力です。こんなに近くでみていいのかと逆に心配になります。

ここからは階段です。ひとひとりがやっと通れるくらいの狭い通路を進んでいきます。最後のほうはもっと急で狭くて、ロープをつかみながら上がりました。

かなり厳しい道のりでしたが、この景色で全ての苦労が報われます。

ヴァチカン、そしてローマの街が一望できます。初日の広場よりもっと視界が開けていました。

ゆっくりと眺めていましたが、ここでいきなり空が陰ってきました。嫌な予感を感じて、名残惜しいですが、地上へと戻ります。

戻ってきて、さっきまでいた柵で囲まれて場所をズーム、すると突然雨が降り出しました。

ゲリラ豪雨なみの強い降りです。でも暗いのは頭上だけでちらほら雲の合間から光も見えます。

少し待てば降り止みそうということで、大聖堂の軒先で雨宿りという何とも贅沢なことをしてしまいました。

で、晴れてきたと思ったら、なんと！

 ヴァチカンで虹を見るという幸運に巡りあってしまいました。キリスト教ではないのですが、この時はばかりは神様に感謝したのは言うまでもありません。

あっという間に青空が戻ってきました。

これにてヴァチカンから退場します。