午前中の締めくくりです

今日は大好きな詩人、中原中也の命日です。

成年1907年4月29日、没年1937年10月22日、30歳でした。

自分との共通点は背が低いとことお酒が好きなところでしょうか（私は喧嘩を売ったりはしません。念のため。）。

青空文庫で106の作品が公開されています。

https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person26.html#sakuhin_list_1

今日あたりは晴れているので、夜空を見上げながら「湖上」あたりがしっくりきそうです。

ポッカリ月が出ましたら、舟を浮かべてでかけませう。

ブログ内では舟には乗らず、ひたすら歩いています。

浴場跡から駅のローターリーをぐるっとまわりまわり込みます。

駅にはヨハネ・パウロ2世の銅像なんかがありました。

青色と結構な大きさが目をひくお姿です。でも似てないという評価でローマ市民にはあまり人気がないんだとか。

午前中の観光の〆でやってきたのはローマ国立博物館・マッシモ宮です。ローマの国立博物館は4施設あります。

何を隠そう、ディオクレティアヌスの浴場跡も国立博物館のひとつです。

マッシモ宮はその中でもコレクションが充実しており、彫像、モザイクからフレスコ画、極め付けはミイラと見どころ満載です。

建物自体も1800年に建てられており、モダンで趣きがあります。

こちらも前日のガイドさんおすすめでした。理由は空いてるからだそうです。前述の法王像といい、ローマの人は手厳しいですね。

見始めると、すぐにどこかで観たことがあるものが目の前に出現します。

円盤投げですね。オリジナルのブロンズ像は失われましたので、こちらは紀元前450年くらいに作られたレプリカだそうです。

レプリカといえども、その時代というのがすごい話です。

モザイク画は大小、様々な大きさがありました。ごく至近距離で観察できるため、細部まで鑑賞できます。

赤が印象深いこちらはファルネジーナ荘という、アグリッパ帝が妻のために建てたヴィッラです。

人物も描かれています。こんな風に過ごしてたのかと想像が広がって楽しいです。

この壁画も展示の目玉のひとつということでした。初代ローマ帝の妃であるリヴィアの別荘を飾っていました。

避暑用の別荘で、地下に建てられていたそうです。地下の建物だから外の景色を中に描いたんでしょうか、時期は紀元前30～25年とのことですが、褪せない美しさがあります。

こんな壁紙の家に住んでみたい。

ガイドさんの前情報通り空いてました。そして、係員のおじさんとかが自由な感じでして（苦笑）

イタリア人的な働きかたなんでしょう。日本であんなんだったら即炎上が待っています。

明一杯歩いたのでお昼にしましょう。昨夜ディナーをしたあたりにレストランがたくさんあったので来てみました。

ワインが呑みたいので、そのまんま店名のお店にしてみます。

路上に作られたテラス席です。日差しがありましたが、上からミストが舞っていたため、暑さ対策はOKです。

紙ナプキンにはコロッセオがプリントされています。メニューには日本語表記もありますが…間違いがもうギャグなのかみたいなことになってました。

可愛らしいグラスで乾杯です。水分補給はしっかりしましょう。

前菜は魚貝のマリネにしました。具沢山、オリーブもたっぷり入っています。

白ワインがすすむ味でした。ちょっとブラックペッパーをかけたり、バルサミコをかけたりしても美味しかったです。

初日からシーフードやピザなどいろいろ食べてますが、シンプルなお料理が食べたいなと思って生ハムとモッツァレラの盛り合わせもいただきます。

モッツァレラが抜群でした。生ハムもいいんですが、どっちが上かと訊かれたら、ここはモッツァレラに軍配が上がると思います。

さすが、イタリアです。

ちらちら写真に写り込んでますが、家人がメインに選んだのはラビオリです。

茹で加減もソースもいい感じとのことでした。

このお店も店員さんはとってもフレンドリーで楽しかったです。

午後も歩きますよ～