2022年3月31日木曜日

女子三人、島根に行った話 6

小泉八雲関連を堪能して、駐車場戻りがてらちょっと寄り道です。だってこんな施設あったらとてもじゃないですが、スルーできませんから。


ビニールでぼやけてしまってますが、レジカウンターの後ろがガラス張りになっていてビールのタンクがみえました。


ご当地ビールのビアへるんを呑み比べでいただきます。日比谷のアンテナショップで缶を購入したりして事前チェックしてましたが、生が呑めるというのが嬉しい限りです。


ぐぐっと飲み干す間、お二人には店内うろうろしながら待ってもらっちゃいました。

なので、結構ハイペースで呑みましたが、それでも味わいの違いはしっかり楽しめます。

旅の二日目の呑みはじめが地ビール呑み比べなんて最高でした。

さてさて、車に乗り込んだといても別の地域へ移動ではなく、まだまだ松江城周辺におりますよ。

こちらでまずはお土産ものを購入しました。外観&店内写真がないのでURLを貼っておきます。
島根観光物産館
https://www.shimane-bussan.or.jp/sb/

3人で思い思いにお買い物して、たしか時間は13時半ごろです。お昼を食べましょう。

初日のお昼が出雲そば、夜が海鮮ときたので、お肉なんてどうかなということで、さっきお堀を歩いた時に目に入っていたお店にしてみました。

お土産ものやさんから歩いてすぐというかほぼ隣という好立地です。こういうときの引きがいい三人であります。


お堀めぐりと散策でちょっと冷えたからしゃぶしゃぶなんていいんじゃないでしょうか。


私はさっきビールを飲んだので、ここではスタートから日本酒にしました。写真は1枚のみですが、食べ終わるまでに二本飲んでます。


お肉が地元のものなんですね。飛び込みで入店しましたが、これは嬉しいです。豚さん、牛さん両方食べてみたかったので、旬(1人前)、宴(2人前)で注文してシェアしました。


まずは小鉢が届きます。茸のしぐれ煮だったでしょうか。お酒のおつまみに最適な味でした。


続いてはたっぷりのお野菜です。徐々にお鍋の準備が整ってきますね。


最後に主役のお肉が登場しました。さし具合もいいんじゃないでしょうか。


豚さんもすごくきれいなお肉で見るからに美味しそうです。


お野菜の中にかぼちゃが入っていてちょっと珍しいなぁと。


ぐつぐつ湯気で身体の中からあたたまりました。


この他、私はお米の飲み物があったのでお断りしましたが、ごはんもついてきます。最後はデザートとコーヒーで〆です。



予約なしでしたが、配膳もてきぱきしていてとってもスムーズにお食事できました。内装がレトロモダンで素敵です。

お腹いっぱい満ち足りたところで帰路につきます。途中ちょっとお天気崩れもありましたが、なんと虹に遭遇しました。


レンタカーを返却して、空港へ送迎してもらうと、ちょっと寂しい気分になります。

ぜったいまた来るよと、空港のしめ縄に誓いました。


飛行機は定刻通りに発着、食事記事が続きますが羽田でお夕飯を食べて解散することにしました。中華料理のお店をチョイスです。


ここではビールをいただきました。飛行機って乾燥するんですよね。ぐびぐび飲めます。


楽しかったね、運転ありがとうございましたの乾杯です。

空港でごはんてそこまでしたことないのですが、ちゃんと美味しい中華でした。


エビチリは裏切らないですね。点心は仲良く分け合います。


小籠包に海老がかぶりますが、好きなので問題なしです。


おふたりは餡かけ焼きそばや


油淋鶏もシェアしてました。揚げ物好き健在のようです。


私も負けじと(戦ってない)ビールをお代わりさせていただきます。

この時期、まだ空港も本稼働してなくて、ラストオーダーと閉店の時間が早かったです。

なので、ちょっとゆっくりまったりとまではできなかったのですが、旅の余韻に浸って解散となりました。

またこのメンバ―で旅行する日を楽しみにしています。

旅行記はここまでです。あともう1記事でお土産ものをアップします。

お付き合いいただきありがとうございました。

2022年3月30日水曜日

女子三人、島根に行った話 5

 部署異動に向けて、デスク周りの整理をしているわけですが、クリアファイルがこれでもかと出てきて(その他、付箋やメモ帳もるけれど、クリアファイルが顕著です)自分で買ったとはいえ、思わず苦笑してしまいました。

うっかり眺め初めて、この展覧会はこうだったなぁとか考え初めてしまう、掃除あるあるも発動しています。

なので、どうしてもとっておきたいものをよけて、ご自由にどうぞで一部放出しました。

でもですね、これから山種美術館に泉屋博古館の日本画(国立近代美術館の鏑木清方展はもう訪問済み)、国立西洋美術館と三井記念美術館のリニューアルオープン、SOMPO美術館の企画も気になるしと減った枚数以上に増える要素満載です。

今年は本当に私的美術あたり年だなぁと嬉しい悲鳴を上げています。

さて、島根旅行の続きです。旅行二日目、松江城観光からのお堀めぐりをしました。

船を降りて、今度は歩きでお堀わきを歩き、小泉八雲関連の施設方面(駐車場)へと戻るような形で移動します。

松江城とこのあたりの観光名所がセットになった券を買ってました。観光スポットが固まっていて非常にありがたいです。

まずはこちらに入りましょう。


なんとも風情溢れる佇まいじゃないでしょうか。このあたりの藩士が住んでいたそうです。1733年に焼失しましたが、再建され、増改築されています。

図面調査等をへて、明治期の資料をもとに復元された施設です。詳しくはHP等をご確認ください。


お出迎えしていただきました。山口旅行の際、松陰関連でいくつかこうした建物展示観ましたがそれを思い出しました。


天井はそこまでではないですが、梁などはやはり低めです。人の事をいえたことではないですが、昔の人って身長低かったのでしょうね。


家具なども配置され、生活を垣間見ることができます。


木桶のお風呂は年季入ってました。


お台所にはかまどがあります。時代劇でみたことあるやつです。





そんなに大きな敷地でもないので、さくっと見学できました。お庭もきちんと整備されていて、居心地のよい観光スポットです。


この武家屋敷の数メートル先に小泉八雲記念館があります。


今回の旅行の私の大本命です。2016年にリニューアルし、現在の館長さんは小泉八雲の曾孫さん、1階が展示室で、2階がライブラリーです。


作品は読んだことありますが、曾孫さんとか訊くと、小泉八雲って実在したんだ(そらそうよ)ってなんか妙に感心しちゃいました。


展示フロアは撮影禁止でしたが、二階にあるコラボ企画のパネルは撮影OKでした。


何気にこうしたコラボ企画少ない(某刀のゲームが多すぎるのだと思いますが)でパネルとご対面できた嬉しいです。


しっかりスタンプもゲットしました。


スタンプラリーのスポットは他3か所ありましたが、今回は時間の関係上、ここのみ訪問です。次回の楽しみにとっておきましょう。スタンプラリー抜きにしても訪問したいと思ってます。


展示は主に3つにわかれてました。年譜や収蔵品、業績から小泉八雲の生涯をたどることができます。

また、興味深かったのは再話コーナーです。5つの怪談の朗読を聴けるブースが設置されてます。

怪談て文字で読むのもいいのですが、耳できくっていうことが楽しみのひとつとして確立しているジャンルなんだということを改めて感じました。

物語と語りが密接なジャンルというか…昔話もそうですけど、怪談のもつ伝聞(あのね、これは噂なんだけどねとか友達の学校のこに実際にあったことなんだけどね)という一面が朗読(語り)と相性いいのかなぁという。すみません、わかりづらいですね。

八雲は奥さんである節子を語り部として尊重していたという点にもいろいろと考えさせられました。

たっぷり展示を堪能した後は記念館のお隣にある小泉八雲旧居にお邪魔します。


八雲は14年間を日本で過ごし、松江に住んだのは約1年3か月で、その間の五か月こちらで暮らしました。


入口には高浜虚子の句碑があります。虚子と小泉八雲に直接の繋がりがあったかは私の知識の中になかったので意外でした。

そういえば、小泉八雲は帝国大の講師で、その後任が夏目漱石、漱石といえば正岡子規が友人としており、虚子は子規の弟子と辿っていくと、うんうん、面白いです。


武家屋敷もですが、こちらもお手入れが行き届いてますね。


日本風のものを好んだ小泉八雲らしい住まいと妙に納得しちゃいました。


部屋から眺められるお庭や縁側にはほっと落ち着く何かがあります。




横顔のお写真、左目を失明していたため、そちらが写るのを嫌っていたそうです。


ということで、小泉八雲を堪能しました。

きてよかったです。島根!旅日記はもう少し続きます。