市内観光で歴史を感じる 三人旅行 長崎 3

 明けて二日目の長崎旅行です。ふだんから朝食の習慣がなく、旅の時もひとりだとめったに朝食はいただかないのですが、お連れ様が召し上がるときはご一緒します。食べるなら食べるで旅先の非日常感が楽しいです。

ビュッフェスタイルの朝食でした。お取り皿にナインチェはさすが、ハウステンボスのためにあるような立地のホテルですものね。ただお子様用ということはわかったのでこちらは使わず、普通のお皿を使用しました。

コーヒーをゆっくり飲めるというのも幸せです。普段はまだ早い時間に出社するのでなるべく静かにこそこそ飲んでるので。部屋に戻って荷物をまとめてチェックアウトします。お世話になりましたとくまちゃんたちにご挨拶しました。

本日の予定は長崎市内観光、名所を巡ります。車をとめて、平和記念公園を目指して歩きはじめましたが、さすが長崎、えげつない坂がたくさんありました。

平和公園へも階段がありますが、こちらはエスカレーター完備です。

いまではこんなに美しく整備されていても長崎は悲しみの街という思いを持ちました。いろいろありますが、印象に強いのはひとつはキリシタン、もうひとつが原爆です。

言葉にならない、やるせない、そんな気持ちが湧き上がります。

噴水のおくはまっすぐに延び、平和像や長崎の鐘といったオブジェが並んでいました。

 

一番奥にあるのが平和祈念像です。被爆10年目の1955年に完成しました。

ご冥福をお祈りいたします。

公園から天主堂の見える丘を経由し、徒歩7～8分ほどの場所に移動、こちらは浦上天主堂です。カトリックの教会で、原爆投下により破壊され、1959年に再建されました。

なんだか混んでるのは、この日学校の行事で使用していたからです。そのため、中にははいれませんでしたが、外観を見学しました。

一部被爆された当時の面影も残っています。

こちらは天主堂の鐘楼です。吹き飛ばされたままの位置に保存されているとのことでした。

なんだかしんみりしながらもう少し歩きます。車を止めた駐車場に戻る道すがらにあるのが原子爆弾落下中心地の碑です。

先ほど訪れた浦上天主堂の遺壁も移築・設置されていました。

落下時の日時が母子像に刻まれています。こちらは被爆50周年の事業で1997年に建立されました。

爆心地公園の脇には小川、当時多くの被爆者が水を飲みにきたそうです。

なかなかにヘビーでちょっと三人とも気重、なので、次の観光は少し気分が変わる場所にしました。車に戻り、少し走って、着いたのはこちらです。眺めのよい場所に行きましょう。

乗り込む時点から結構高台ですが、ゴンドラで5分ほど移動します。

修学旅行生さんや海外観光客の方もいらしてました。

出発と到着時に少しがたっとする程度で揺れは皆無です。ゴンドラ自体のデザインもかっこいいと思ったら世界的な工業デザイナーさんのチームが担当されたという説明がありました。ついて、少し歩いた場所に展望台があります。

稲佐山山頂、展望台です。長崎の街や海、港がよく見えました。二日目もお天気がよくて気持ち良いです。

長崎の街といえば、夜景も有名ですね。今度くる機会があれば市内に泊まって眺めてみたいものです。高いところですこし気分も変わり。今度は市内でも賑やかなゾーンへ移動しました。

街を流れる川の名は中島川、石造りの橋がたくさん架かっています。

川の流れはごくごく静かで、時折小さい魚も観ることができました。名称は眼鏡橋、日本最古の石橋だそうです。

急な階段をおっかなびっくり降りて川の側にいくこともできました。奥に飛び石の上にたって写真を撮ってる学生さんもいます。

せっかくなので、周辺を歩いて別の橋も渡ってみましょう。橋の両端に名称が記載されていて、くずし文字と楷書という違いがありました。

川沿いには柳やベンチもあり、ちょっとした散策や休憩によさそうです。ここから歩いて長崎名物を買いに行ってみました。

本店に行こう！というのもこの三人旅で何度かやってます。コウモリのマークでおなじみのカステラやさんです。両親がここのカステラが大好きでした。よく帰省の時にデパートで買って帰ったなぁと想い出があります。

仲良しさんとご近所さんが購入してました。私も旦那さんに買おうかと思いつつ、カステラ一本はきついかということで、今回は別のお土産にすることにしてここはスルーです。

でも本店はすごくかっこいい建物で、大満足でした。

2日目の観光、いったんここまでにします。つづく。