150年後の世界は果たして

 10年ひと昔なんて言葉がありますが、今回のおでかけで目の当たりするのは150年だからもう「むかし、むかし」と日本昔話の冒頭のようになりそうです。

ということで、去年の企画展の中でも話題性が高くチケット争奪戦になった国宝展を観に上野へやってきました。仲良しさんとふたりで（本当はご近所さんも一緒のはずでしたが、事情により急遽キャンセル･･･）まずはランチです。

上野は選択肢が多いですが、ちょっと気になるメニューがあったので、私のリクエストでこちらにしていただきました。ビールのおいしさにも間違いないですしね。

さて、気になっていたメニューがこの鯛です。この系列は何度か来ていてたのもうか毎回迷ってましたが、ひとりだと結構持て余しそうなボリュームで見送っていました。ふたりなら問題なし、念願叶っての注文です。

おおー、思った以上にちゃんと鯛に見えますね。味もよく練り物ラバー、嬉しいです。その他、時期は外していますが、ビールを飲むならついつい手が伸びる枝豆もいただきました。

茹でではなく焼きで柚子胡椒風味、いつもよりちょっとぴりっとした味にビールがすすみます。

あとペンネを仲良しさんのチョイスでオーダーしました。

鉄板であつあつです。おつまみになるペンネでした。念願だったメニューに恵比寿様にも負けない笑顔の私です。

食べ終わるとちょうど予約した入場時間ですよ。いざ、展覧会へとまいりましょう。

写真は基本不可（例外あり）です。展示は2部構成になってまして、混んでたのはやはり刀剣のコーナーでした。やはり某刀剣擬人化の人気は健在のようです。今回の展覧会のグッズでもゲームコラボのものがたくさん出てました。

もちろんその他のコーナーもまんべんなく混み合ってはいましたけれども。いやぁしかしあれもこれも国宝となると興奮しますね。頭がかーっとヒートアップ状態です。当たり前ですがどれも逸品ぞろいでした。こんな贅沢な企画、他にないです。チケット撮れてよかった。。狩野派に雪舟、本阿弥光悦、尾形光琳etc、思い出しただけで興奮します。

写真OKだった金剛力士像は令和3年度に新たに収蔵された品です。阿吽ついで展示されていました。

見返り美人図は江戸の作品で菱川師宣筆です。美術だけでなく日本史の教科書にも載っていたように思います。

このふたつ（金剛力士像は2体で一対）は2022年の現時点では、国宝や重文指定になっていません。これからの150年で国宝になり得る可能性を有しています。これまだ国宝じゃなかったの？？という作品もたくさんありました。個人的には2021年に東京芸術大学の美術館で企画展がされた渡辺省亭の作品も連なる赤坂離宮花鳥図画帖なんか国宝なるんじゃないかと予想してます。今回また作品を目にできて嬉しくなりました。

マイン会場以外では、本館1階（本館は一部除き撮影可）でも国宝展示が実施されていたので、のぞきました。

縄文や弥生時代の出土品が主です。こちらのエリアは比較的空いていました。今の今までこうしたものが残ってるって改めて考えるとすごいです。

さて、特別展ではグッズを買うのも楽しみのひとつにしています。クリアファイルやバッジ、手ぬぐいなどを購入しました。

あと迷って、結局購入したのが図録です。買う気ではありましたが通販しようと思ってたんですよ。だってこの厚みみてください。

狂気であり凶器です。3センチ弱あります。重いからもって帰るのはねと行く前は冷静でしたが、展示ハイの私はいつのまにかカゴに入れて購入してました。

あと、同時開催されていたこの企画も面白かったです。

細々しい細工ものがたくさんある空間て萌えます。

一個一個、本当に細工が細かくて、え、これ欲しい！！て思うモノばかりです。

動物はたくさんありましたが、お気に入りは173のシロクマです。親子だわー。

サッカーボールはなんか根付けよりキーホルダーのほうがしっくりきそうです。

そしていちばんびっくりしたのが･･･

これ！これも国宝になる可能性ありですね。150年後はだれにもわかりません。