花と美術をハシゴしました 前

 クラウドファンディングに参加させていただいた鴎外荘、一度は復活しましたが、その後緊急事態宣言が長引く等の影響によりやはり閉館するそうです。

復活してから一度だけ泊まることができました。鴎外荘も見学させていただけて、ほんと素敵な場所だったので残念です。

現在、ホテルの備品や食器などのチャリティー販売が行われています。処分するにもかなりの金額になるということで、ご興味ありましたらHPのぞいてみてください。

私も週末あたり食器観にいこうと思います。もう一回くらい泊まりたかった…無念です。

悲しいお知らせで記事スタートですが、ここからは春爛漫な気持ちで明るくいきましょう。

この日は上野界隈で美術ハシゴしました。一番の目当ては渡辺省亭でしたが、上野駅から歩いていくと、トーハク前を通るのですよね。

桜はほとんど終わってましたが、美術品でお花見しちゃいます。

いつも平成館が多いので、本館の企画は久しぶりでした。しっかり手指消毒に検温、マスクもびしっときめて入館します。

トーハクは写真×の記載がない展示以外は撮影OKです。企画展示品の前にちゃっかり刀剣も観ておきました。天下五剣の一振りはさすがの美しさです。

さて、本題のお花見展示ですが、こう一画にまとめられているのではなく、常設の中で展示されてました。

対象の展示にはお花見マークがついてます。

お花見展示で一番最初に見つけたのはこちら、鏡した。マークがついてるのは右ですが、左も素敵ですね。それぞれ花や鳥の模様になってます。

早くもお花見マークを展示品から探すのが楽しくなってきました。これも細工が素晴らしいです。お茶はまったくの門外漢ですが、お道具には萌えます。

大作も見つけました。お花見がテーマの展示にピッタリの屏風です。12枚の草花図が描かれています。

春夏秋の草花と花木とのことで、冬はないんですね。

ポスターに使用されたのはこちらでしょうか。源氏物語図屏風の胡蝶が描かれてました。

桜咲いてますね。春の仏事が行われている場面でした。

お花見マークはもちろん、他の展示品もあるので、あっちをみて、こっちに回ってと結構体力使います。飽きはしないのですが、本館広い…。

お花見マークの中で一番好みだったのは北斎でした。かっこいい！

作品名はそのものずばり、桜花に鷹です。なんとこの作品の版木を、去年の二月に福岡の美術品市場から都内の美術商が入手して本物と鑑定されたというニュースがありました。

版木の発見でも珍しいのに、火鉢にされていたという二重のびっくり品だそうです。いつかその火鉢も観てみたいものです。

さて、本館、お花見展示のほかに延期開催が決定した鳥獣戯画のスピンオフ企画もやってました。

レプリカといってもすごく精巧で見ごたえがあります。チケットとれるか微妙なとこだったので（結果とれましたが）じっくり作品全体を眺めるにはとてもいい展示でした。

とにかく動物が個性豊か、コミカルで愛らしです。

うさぎ強いな（苦笑）

鳥獣戯画にあわせて動物巡り企画もやってました。

なんだか企画盛りだくさんで、頭が興奮気味…次の美術館に向かう前に裏手の庭園で頭の切り替えです。

お天気よかったので、すごく気持ちいい散策ができました。

桜の花びらが落ちてピンクの絨毯になってます。

池や茶室があって和の落ち着いた風情です。

本館の裏側も観ることが出来ました。

枝垂れの八重はまだまだ咲いてましたね。濃いピンクは青空にあってます。

ハナダイコンもたくさん咲いてました。

木陰でしばしぼーっとしてすっきりした頭で次に向います。