2019年12月4日水曜日

1日だけを観に行けるとはラッキーです

山口旅行はリスケになってしましましたが、文学系を改めて読み直したり、浸ってみたいなぁと思って最近はこんなのをめくってます。

2013年に刊行、発売からちょっと後に買って、5年くらい立ちますが、文庫本いたいに常に鞄につっこんで持ち歩きしてないので結構状態がよいという(笑)


旅気分にもなれますし、作家についてもコンパクトにまとまってるので、自分的には結構お気に入りです。

太宰さんが生誕110年で盛り上がってますが、個人的には永井荷風先生が12/3お誕生日さまで、生誕140周年が目出度いです。

中央公論社から2冊ほど文庫が新刊で出たり、市川の文学ミュージアムで谷崎先生との企画展があったりと楽しいです。

こんなオタクのような冒頭になってしまいましたが、文系ではなく、大学の専攻は文理のちょうど真ん中くらい学部でありました。趣味と勉強の得意は両立しなかった…。

で、今回も文学がらみです。

平日昼間に何かしようと思ったら有給を取得するしかないのですが、この日は仕事で外出がてら時間調整が出来たため、1日限りのイベントに参加できました。


場所は本郷、赤門前を通りすぎ、路地へと入ります。あたりは完全な住宅街、この中に目指す場所があるっていうのが不思議な感覚です。

周りの景色からちょっとだけ浮いてますが、ひっそりと目立たずそこはありました。


なんとも渋い外観ですが、規模が大きくないのがそのひっそり感の理由でしょうか。

突撃となりのお宅訪問であります。というのは冗談で、東京文化財ウィークの催しのひとつとして1日のみ開放・見学が実施されました。

実際に徳田先生が住んでいて、今も子孫にあたる方が居住していらっしゃいます。


時間より少し早めに着いたので、説明書きを読んで待ちます。私のほかにも同じような目的の方がちらほらといらっしゃいました。


同門の泉鏡花は地元で同じ小学校で1こ下でしたが、紅葉先生のお弟子さんとしては、兄弟子になるんです。


 時間になるとフラッグが出て、門扉が開かれます。


お庭、とってもきれいに手入れされていました。



玄関のお花も素敵です。


中は撮影は×ですね。直筆の原稿やら、お写真なんかが飾られていました。

八木書房さんが刊行した徳田秋声全集もきれいに本棚に収まっておりました。

全集40冊を超えてるって、すごいですね。多作かつ、偉業だなぁとしみじみ思います。


記念館のパンフも貰ってきました。場所は金沢です。


前述した鏡花先生も同郷ですし、あとは室生犀星先生もですね。

文学館巡りで石川訪問も楽しそうです。


2 件のコメント:

  1. こんにちは
    実際に執筆活動を行っていた住宅が今も存在することが素晴らしいですね
    地震や火事、戦火も免れて現在も住まわれてるなんて

    本当に細い路地ですね、そこに板塀のお宅が
    ここだけタイムスリップしてるようですね
    室内も凄そう、お花が飾ってあるのは下足箱でしょうか?調度品も素敵ですね

    今年も素敵なイチョウロードでした^^
    ここはギンナンが凄くて、歩道を歩くと靴の裏が大変事になっちゃうんです(^^ゞ

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    1. こんにちは
      貴重な文化財ですよね
      有給はとろうか迷うくらいの事案でしたが、会議の日程と重なったのはラッキーでした

      今も子孫の方がお住まいの住居ですので、準備とか大変でしょうに、公開していただけるのはありがたいことです
      実際の秋声先生のお人柄についてもお話聞くことができたりとすっごく有意義なひとときでした^^

      室内は天井がひくく、こじんまりなんですが、丁寧に暮らしていらっしゃる様子が垣間見えます
      ひとつひとつに歴史を感じますね^^

      イチョウ並木にぎんなんはつきものですよね^^;
      あれだけはどうにもなりません(苦笑)

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