2024年3月6日水曜日

今観てもすごくおしゃれってすごい

 11月の記事です。日曜日で、午前中は美容院にいき、その足で根津まで移動しました。そこまで方向音痴ではありませんが、案内があるとちょっと安心します。


東大弥生門のすぐ向かいです。最後にきたのはたしか2016年ごろ谷崎潤一郎関連の展示だったと記憶してます。弥生美術館は1984(昭和59)年、隣接する竹久夢二のほうは1990(平成2)年に、どちらも鹿野琢見氏という弁護士さんが創設しました。この他鹿野氏は立原道造記念館も創設してます。


企画展示は出版美術やアンティーク着物の展示で、鹿野氏が感銘をうけた高畠華宵のコレクションが常設展示されています。


今回はこちらを目当てにやってきました。お着物って着るのはほとほと苦手ですが、観るのは大好きなのです。とくにアンティーク着物は絵柄や色使いにとても惹かれるものがあります。


入り口すぐにポスターにあったお着物が!立体でみるとさらに素敵です。


これらの着物は銘仙とよばれております。はいからさんや明治大正文学の世界や~~わたしのような人間にはたまりません。


どれもこれも素敵で、たくさん写真撮りました。


こういうデザインて現代でも通用するのでしょうね。色あせないところも魅力的です。古着着物のお店も増えましたものね。浅草あたり歩いているとレンタルショップの多さにびっくりします。


伊勢崎や桐生、足利などは銘仙の名産地でした。


出身県関連はなんでも嬉しくなります。


チューリップ可愛いですね。足利銘仙はポスターや絵はがきなどを用いて全国にその名を広めたそうです。


大胆な柄、色あわせなのにまとまりが感じられます。


マリメッコの柄とかにもありそうですね。銘仙と北欧のテキスタイル、相性いいなって思いました。


これも素敵です。我が家のカーテン、この柄にしたい(派手なカーテンが好きな女です)


こちらはちょっと妖しげなのが魅力でした。江戸川乱歩作品に登場しそうです。


蝶々の柄は人気だったのでしょうか。こちらは帯に蝶がいます。足下は水玉?こんなに柄on柄なのにおしゃれー。


リンクコーデな組合わせもありました。


実際にモデルさんが着用されたお写真も!モダンガール!!こういうときにエモいって使うのであってます??


いろんな柄を見過ぎて、これなんて少し地味にみえてくるから不思議です。


この柄もありなのって頭に?が浮かぶようなものもありました。遊び心が満載ですね。まぁ今だってキャラモノのお洋服は人気だし、マーベル系列でたくさんでたますからOKでしょう。


帯にHIGH SPEEDっていうのも展示されてました。柄の全容が気になります。


いやはや楽しかったです。目の保養になりました。まだ写真撮ったのですが、いかんせん長くなりすぎるのでこのあたりにしておきます。


おとなりへと移動して、夢二記念館はレコードの企画を観ました。


竹久夢二氏もいろんな場所に記念館があって、昔温泉旅行のついでに伊香保の記念館へ連れて行ってもらったような気がします。




国民詩人さすが、ここにも登場してました。音楽と文学の融合、わくわくします。


歌劇は華やかですね。銘仙もですが、こちらもモダンです。


童謡は可愛らしく素朴なデザインのものがたくさんありました。


中山晋平氏と北原氏や吉井氏のタッグが好きです。あめふりにゴンドラの唄、野口雨情氏が作詞した兎のダンスなんかも可愛いですね。


蓄音機から流れるBGMを聴きながらの鑑賞は雰囲気ばっちりでした。


そうそう、連続テレビ小説!やってますね。業務中なので観れませんが、SNSなんかでなんとなくストーリーや評判を把握してます。



どちらも魅力満載な企画でした。展示室を出ると、引き続き秋晴れで気持ちがいいお天気です。上野方面から帰ることにしました。


と、足止めくらいます。


ねらってきたわけじゃありません。たまたま、たまたま通ったらやってたんです。早稲田の地ビール、はじめて飲みました。


フルーティーでとっても飲みやすかったです。それにしても早稲田に地ビールがあったとは驚きでした。


おつぎは日本酒、タイプがわかりやすいのかわかりにくいのか謎です。五木ひろしさんにしましょう。


テーブルの一角で立ち飲みでいただきます。角打も楽しいですね。おしゃれな角打から昔ながらの雰囲気までどれも好きです。


ーーー
メモ 3月下旬 ひとり長野日帰り(どっかいかないと年度末ストレスでやられるため) 


4 件のコメント:

  1. こんばんは〜
    大正ロマンの世界ですね!
    日本人の美的センス?色彩感覚?も
    世界で通用しますね?!
    でも、着物は正統派が好きかな〜

    返信削除
    返信
    1. こんにちは
      西洋芸術のアールデコなどの影響をうけているようですね
      でも友禅や金駒刺繍、西陣織など伝統着物も派手めは多いので、色彩感覚的にはもともと素質があったのかなと予想してます
      銘仙みていると谷崎作品はじめ近代小説の世界に迷いこんだみたいでした
      とっても楽しかったです♪

      削除
  2. こんにちは
    弥生美術館、このようなところがあったのですね
    可愛らしいお着物がいっぱい^^
    足利桐生伊勢崎なんて聞くと嬉しくなっちゃいますね
    こんなに艶やかな着物が普段着として着られていたなんてビックリです
    現代でも流行りそうな気がしますが、どうなんでしょう^^
    夢二記念館のほうも興味深いですね
    掛け軸も素敵

    そして最後はいつもの、上野はイベントやり過ぎなのではw

    足利の山奥ではまだロウバイも満開でした
    ゆずは収穫されずに下の小川へゴロゴロ落ちちゃってるんですよね、いつも見るたびもったいないなぁって^^

    みかもやま公園ではカタクリがもうほころんでます、明日の雪でちょっと足踏みかもですけど例年通りお彼岸あたりには見頃になると思います


    返信削除
    返信
    1. こんにちは
      弥生&夢二美術館、穴場ですが企画は楽しいです
      開催中の槇村さとる展や次回のマツオヒロミ展も気になります^^

      両毛一帯は織物が伝統工芸になってますね
      銘仙ではないですが、結城紬なども有名ですし
      地元の地名を目にすると嬉しくなります

      銘仙、現代でも十分通用しそうですね
      お洋服だけでなくファブリックでも需要がありそうです
      上野はイベント多いですね
      インバウンドもあって盛り上がりすぎてます
      もうすぐさくら祭りも始まりますね

      ゆずもったいない!私だったら袋持参で拾いに・・・ってがめついですね
      かたくりが咲くのが楽しみです♪

      削除