これほどまでに争奪戦になろうとは

 いやはやあっという間にソールドアウトになっていくから焦りました。チケットをとれたのがこの日だったので、それにあわせる形で平日休をとった次第です。

地下鉄の駅から地上をめざす途中にあったポスターをぱしゃり、とはいえ指定日時まで時間があったので、先に庭園を散策します。

ここも広いですね。都心にあって緑と池に癒やされます。高い建物も少ないので、写真撮っても旧古河庭園や上野公園ほど映り込まないしので、都内ということを忘れそうです。

この前日ちょっと雨だったので、若干水が濁ってます。訪問した日は晴れてくれてゆっくり快適に歩けました。

お花はそこまで多くない庭園でしたが、梅が咲いてました。清澄庭園でお花というと花菖蒲が有名、ちょうど今がシーズンなので、お花をみるなら今のほうがよいかもしません。

とはいえ、濃いピンクのカンピザクラなど綺麗だったので、どの季節でも楽しめちゃいますね。

この日蛙は見かけませんでしたが、有名すぎる一句との縁がありました。

芭蕉も縁の地がたくさんありますね。さすが旅する俳諧師です。この風情を見ながら一句とも思いましたがいいフレーズは思い浮かびませんでした。

こういう池にかかる橋を見ると渡らずにはいられません。

蛙はいませんでしたが、鯉と亀はいましたね。

小一時間ほど滞在し、本日のメインイベントへとまいりましょう。やってきたのはこちらです。

右端のポスターの展覧会を鑑賞しにきました。この奥へすすんで入館ですが、手前に人がたくさん並んでいて何事かと･･･当日券購入の列だったようです。数少ない当日枠、朝イチで購入できたとしても入れるのは夕方とかざらにあったようです。

シャネル展もでしたが、ハイブランドの展覧会は本当に人気がありますね。いつもの美術館よりぐっと平均年齢も若くなってそうです。何がきっかけであっても美術館、アート界隈が賑わってくれるのはちょっと嬉しくなります。コロナによる企画展中止や入場者減少、予算削減など暗い話題も多いなか、喜ばしいことであります。

本題に戻って、いざ会場へとまいりましょう。エントランスからもうディオールの世界でした。

はわわーすてきーとすぐ語彙力とけます。なんて美しフォルムなんでしょう。

日本との関わりも深いですね。

ファッションについては門外漢なので、解説がすごく勉強になりました。展示数も多く、あれもこれも素敵なので、目がふたつでは足りないくらいです。

日本のデザインとの融合に感動するお洋服でした。

デザインであっと目をひくのは勿論、1着1着がすごく作り込まれていてなんだろう、こういう服にしたいっていう執念を感じます。

こういう雰囲気も好きです。モチーフは桜、もうすぐ開化という時期にぴったりでした。

これなんか妖精さんのお洋服のようです。めっちゃ好みのデザインでした。

デザイナーさん毎の作品展示は傾向が比較できていいですね。

同じディオールという枠の中にあっても強烈な個性！圧倒されます。

ずらと並ぶイブニングドレス、ここが展覧会の見せ場のひとつだってすぐわかる気合いのはいった展示でした。

色の洪水の後からの白、白、白、この場面転換にもやられます。

またまた色が戻った単色の世界、

色相環のごとく変化し、循環していました。

とにかく、あと目がふたつ、みっつ、よっつくらい欲しいです。そして光の庭、ここすんごく引き込まれました。

モードでかっこいいものからフェミニン優雅まで！

こんな服、一生に一度は着てみたいかと一瞬だけアタマをよぎりましたが、いやはや恐れ多くてとても無理です。。

お次は世界各国のスターが身につけたものの展示でした。日本からは中谷美紀さん、後ろのブルーはマリリンモンローってやっぱこのレベルが着るにふさわしいものですね。

お洋服以外の展示もあります。最近お若いお嬢さんたちにも人気のバッグですね。

この灯りに既視感、イサムノグチさんの作品でした。上野で見ましたね。

世界の民族衣裳などのインスピレーションを得たデザインは個性豊かでわくわくします。

これでざっと一通り、ラストです。体力もアタマも使って最後へたり込みそうになりました。

いやはや記事を書きながら写真を見返しても、ぐわっと胸があつくなります。

ファッション詳しくはないけれど頑張ってチケットとって行ってみてよかったです。

とてもよい経験になりました。