2023年4月19日水曜日

休館前の文学館とその周辺で半日 1

 この地域は圧倒的に人気がありますよね。それも海外の方というよりは日本人間での人気が高いように思います。

私も雰囲気は好きですが、そこまでフリークではなく、混んでると聞くと足が遠のきまして、訪問は確か最後が結婚前にしたデートなので、少なくとも10年以上前でしょうか。

平日ならまだ空いているだろうと早朝の電車でやってきました。


海沿いを走る江ノ電とか湘南からの連想で某バスケマンガなど青春の似合う街というイメージも持ってます。プラス私の場合だと鎌倉文学!白樺派!!になるわけです。

当然のように目的のひとつは鎌倉文学館なのですが、早朝にきた理由のひとつが鎌倉野菜を買うことでした。

駅を出ててくてく歩きます。


5分とかからないくらいでついたのがこちらです。連売(レンバイ)という鎌倉市と横浜市長尾台町の農家さんの組合員さんが日替わりで出店する直売所です。


朝獲れ、しかも種類が豊富で迷います。すごい、見たことない野菜も盛りだくさんでした。

おすすめの野菜や調理法などお店の方が明るく丁寧に教えてくださり助かります。エコバッグぱんぱんになるいい買い物ができました。

2月の寒い時期なら大丈夫だろうと購入した野菜はコインロッカーに詰め、お次は江ノ電へと乗車します。

レトロで可愛らしい電車ですね。

由比ヶ浜の駅でおり、降りました。ずいぶんと久しぶりですが、なんとなく道を覚えているものですね。鎌倉は白樺派をはじめ、夏目漱石や川端康成など多数の文豪が足跡を残しています。

鎌倉文学館はそんな文豪関連の展示をしていますが、2023年3月で休館し、2027年3月31日まで大規模改修に突入することになってました。これは休館前になんとしてでも行かねばという願いが実現して感無量です。

緑に囲まれた石畳のアプローチからしてとっても素敵ですね。

洋風の門に、

トンネルもあって雰囲気ばっちりです。

敷地内に設置された灯りには句が記されていました。


建物に到着、わくわくします。

館内は撮影禁止でした。2月のバレンタイン時期だったので、文豪が綴った愛に関する展示が面白かったです。他人のラブレターを見ちゃうなんてほんとはダメなことでしょうけどね。

ストレートなことばから、ひねりにひねったものまで個性豊かでした。また常設展示には推しの作品である「在りし日の歌」初版本や帽子の複製もあり、ふふふ(嬉し笑い、不審者感あふれてます)です。

鑑賞後はお庭から建物を眺めました。青い屋根の美しさはため息ものです。

この建物は旧前田侯爵家の別邸で、三島由紀夫の「春の雪」にも登場します。

ステンドガラスや大理石も使用された、瀟洒な建物でした。

お庭のバラ園も有名です。写真の一番奥に見えてますが、残念ながらバラの時期ではないのでわかりにくいですね。リニューアル後、バラの綺麗な時期にも訪問してみたいです。

お花は椿が咲いてました。里見弴氏は白樺派の作家で、有島武郎の弟さん、志賀直哉の「暗夜行路」に登場する友人・阪口のモデルとされている人物です。鎌倉文士のまとめ役でもあったまさに鎌倉の文豪といえばのお一人ですね。

展示だけでなく、お庭でも鎌倉文学に浸れる素晴らしい場所でした。帰り際にはリスと遭遇もできます。たくさんいました。

ここから徒歩で移動し、寺社仏閣をまわりました。鎌倉は徒歩で歩ける範囲にいろんな名所があるので公共交通ユーザーには大変助かります。


最初の立ち寄りはこしらです。あまりにも有名ですね。修学旅行生さんもたくさん見かけました。

何度観ても圧巻の大きさ!見上げて「ははぁ~~」って嘆息しちゃいます。今回は入ってませんが中にも入れるため、背中には見晴らし窓がついてますね。

大佛の後方にちょっとしたお庭があり、そこには与謝野晶子さんの碑がありました。

近代の女流作家さんも好きです。

公開日ではないので今回は立ち寄れませんでしたが近隣には吉屋信子記念館もある鎌倉です。

さて、さて、次へ参りましょう。今度はお花のお寺と名高いこちらまでやってきました。


四季を通してお花がたくさん!この時はちょうど梅の見頃です。マスクをしていてもいい香りがするほどに咲いてました。


庭園の風情も素敵です。池がまたいいんですよね。

階段を登ってお参りへとすすみましょう。


途中かわいい表情のお地蔵様に癒やされます。

中段にある地蔵堂にもお参りしました。

たくさんのお地蔵様、供養の思いがぐっとこころに響き、自然と手を合わせてました。

ほどなくして本堂に到着です。

鐘楼の脇にも梅がきれいに咲いてました。


けっこう頑張って登ったので、この見晴らしはご褒美ですね。海も見えて清々しいです。


下に戻ってもう少しお庭散策、梅見といきましょう。


紅梅と白梅、どちらも満開に近く、引き込まれる美しさでした。

まだまだ花をつけてない樹もあり、本当に365日お花なお寺なんだと実感します。あじさいお時期が一番人出が増えるでしょうか。これから楽しみですね。鯉たちもお花見楽しんでそうです。

長谷駅からまた江ノ電で鎌倉に戻ります。


もう少しお付き合いください。つづく。

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旅行メモ

5月 2泊3日 札幌・小樽 夫婦2人旅

おすすめスポットなど情報募集中です。

4 件のコメント:

  1. こんばんは〜
    以前は良くサーフィンのお付き合いで行った場所なので
    馴染み深いです。
    鎌倉野菜の市場は私もよく行きました!
    久里浜から駅までわんちゃんのお散歩コース。
    奥まった場所にあるドッグカフェで休憩が
    楽しみでした。
    道も混むし
    波もないので、最近は湘南から遠ざかっています。
    鎌倉文学館は
    存在も知らなかったな〜
    素敵なところですね。

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    1. こんにちは
      サーフィン!確かに鎌倉方面もサーフィンが盛んですね
      爽やかなイメージがあります
      鎌倉野菜の連売、とっても楽しかったです
      こんなにたくさんの鎌倉野菜が並んでるところはあまりないですよね
      早起きしていった甲斐がありました

      鎌倉文学館、休館は残念ですが、維持のための改修ですから楽しみに待ちます
      維持できずに取り壊しのニュースなども多いですので、管理して残してくださるのは嬉しいです
      お庭のバラ園気になりますし、再開後も訪問したいです
      鎌倉は名所がたくさんですね♪

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  2. こんにちは
    いざ鎌倉!
    朝の農産物直売所、良いですね~
    採れたてのお野菜は美味しそう!

    鎌倉文学館は良い雰囲気のところですね
    アプローチから素敵
    そして建物はモダンすぎませんか^^
    いや~お洒落

    鎌倉の大仏様も久しぶりです
    さすが人気の街、スポットもたくさんですね
    これだけ空いていればどんどん足が進みますね

    カタクリ後の主役、イチリンソウ
    今年も綺麗でした^^
    素敵な花んですけどね、カタクリの頃と違って人が居りません(^^ゞ

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    1. こんにちは
      鎌倉野菜、こちらではなかなか手に入らないので、
      早起き頑張りました
      葉物も蕪もすごく美味しかったです
      また買いに行こうと思います

      鎌倉文学館はすごく素敵で建物だけでも観る価値ありです
      改修による休館はさみしいですが、維持のためにはやむなしですね
      大切に残してくださる姿勢に感謝です
      再開を心待ちにしています
      大仏様は何度観てもいいですね
      鎌倉の守り神様です^^

      イチリンソウも咲き、本当に季節の移ろいを感じますね
      今週は少し気温も落ち着くようですが、もうはや初夏、早いものです^^

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