2023年9月21日木曜日

スペインと妖艶と 最後はやっぱり飲んでました

とある7月の平日休み、皇居のお堀をてくてくと朝もはやから歩いておりました。

 

なぜかといえば、平日だけど、かなり混んでいる。しかも今回日時指定もないしということで、朝一を狙ってきたのです。画像のひだりはし、小さく列が写っています。開館15分前に来ましたが列出来上がってました。これ会期終盤とかはすごかったでしょうね・・・


でもやはり人気なのはわかります!なにせガウディですもんね。スペイン旅行でも観にいきましたが、あの感動は胸アツです。いまもよく思い出します。会場前にあるこちらのパネル、フォトスポットとして何人もの方が記念撮影してました。


章仕立てで、ガウディの人生や功績を追っていく展示ですが、とにかく私はサグラダ・ファミリアメインの3章へ。こちら一部撮影も可です。せっかく朝イチの人の少ない時間にきたのだからメインの展示をまず観よう写真撮ろうという作戦です。これ結構正解でした。

3章では降誕の正面にある塑像の断片がまず目にはいります。サグラダ・ファミリアは1882年に着工、完成予定は3Dプリンタなどの技術により2026年のようです。


この塑像だけでもすごいって感動します。



彫刻や模型など立体展示が多く、観る角度によって細部まで楽しめました。学べる展示っていう印象です。夏休み期間だったからお子様も視野に入れてたのでしょうか。ここで模型を観たら絶対ほんものを観てみたいって思う子も多いでしょうね。

これが全体模型です。天に向かってのびる塔、すみずみまでガウディのこだわりや思想がこもっているのを感じました。


身廊部の模型も素敵でした。この中に入ったのよねぇ。なんだか地上にあるのが不思議なくらい美しかったのを覚えています。




技術の進歩で、生きてる間に完成が見られるのは嬉しいけど、この言葉も素敵、哲学ですね。


本当に見飽きない展示でした。





このライト、普通にインテリアとしてあったら欲しいくらいです。影の形まで美しいと思います。


グッズはポストカードなどを購入しました。スペインでも買ったけど、それはそれ、これはこれです。

たっぷり堪能して、もうひとつ気になった展示にも足を運ぶことにしました。お堀を歩きましたが、この地下からの階段に貼ってあるポスターも観たくて、わざわざ駅舎入る前におります。

さっきまでとまっったくちがう雰囲気に頭の切り替えが・・・でも観ないという選択肢はないのです。


この画家さん、きちんと意識して観るのは初めてでした。最初ちょっと妖艶すぎてびっくりしちゃって、いやこれは観なくてもいいかなって思ってたのにどうにも頭の片隅から消えず、結局みようと決意した次第です。さすが東京ステーションギャラリーさん、いつも企画が光ってます。


1894年京都の生れで、絵画のみならず、映画の衣裳のデザインや自身が女形になって芝居をしたりということもあったようです。

衣裳のデザインでは旗本退屈男のものがずらりと展示されていて迫力がありました。原作読んだことも映画みたこともないのですが、作品名は知ってたので、この方のデザインだったのかと驚きました。

画はとにかく女性が妖艶で、きれいで怖いという印象につきます。でも目をそっちにひっぱらせる力がありました。こわいけどきれいだから観たい・・・雪女とか、そういう美女の妖怪にひっかかる人間の気持ちがわかりました。

こちらは撮影不可でしたので、ご興味ある方はぜひ作品ググってみてください。

展示ふたつみると体力も気力もゼロに近くなります。とにかく座りたい飲みたいので、徒歩30秒もかからないここがあって救われました。


このふくろうの目もよく観るとちょっとこわいかも知れません。そっとグラスの向きを変えて飲みました。


無事HP快復しまして、入場券ではせがわ酒店さんよったりして、午前から動いたご褒美はこちらです。


昼から開いてるホテルのバーといえば、そうそうこちらがあるってガウディ建築みながら、フランク・ロイド・ライトも素敵よねっと思ってたんです。


平日の14時ということを忘れらるひとときでした。ジンはタンカレーにしてもらいました。シュタインヘーガーは品切れ・・・


最近映えるグラスで出されることも多いのですが、このオーソドックスなグラスが落ち着きます。

チャームはかきの種にチョコレート、トニックはフィーバーツリーです。これ使うところ増えてますね。


2杯目はシュタインヘーガーが好みならとバーテンダーさんがオススメの銘柄を紹介してくれました。

ボルス バレル エイジド ジュネヴァって舌かみそう・・・オランダのジンとのことです。


ほんのり色がついてるのがわかりますでしょうか。オーク樽で熟成させているそうです。


ジンの風味にほんのりスモーキーさとまろやかさが加わってます。

これ好きな味でした。ご紹介いただいたバーテンダーさんに感謝です。やはりプロの知識はすごいと感嘆しちゃいます。

ここにきてようやく展覧会の頭の疲れもすっかり癒えました。

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メモ

10月下旬 1泊 女三人旅 名古屋~馬籠・妻籠

2 件のコメント:

  1. こんにちは
    ガウディとサグラダ・ファミリア、これは興味深いですね
    人気の展示なのもよくわかります
    もうすぐ完成となるんでしょうけど、この先も永遠に修繕され続けるから工事自体は終わらないんですよねきっと^^

    多々羅沼、ため池なのでモネの池のように綺麗ではありませんけどw
    スイレンの花は真っ白なものばかりでとても綺麗でした
    蜘蛛の巣は滅入ります、服やら帽子やらあとから取るの大変でした

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    1. こんにちは
      ガウディとサグラダ・ファミリア、スペイン旅行の想い出が蘇りました
      ふたつとない建物ですよね
      こんなものが作れるなんてすごいことです
      修繕!確かにそうですね
      あの一帯ちょっと治安が悪いですが、また観に行きたいです

      大きなピンクのハスもいいですが、白く小さいスイレンも可憐で素敵ですね
      雰囲気モネですw

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