2023年12月9日土曜日

プチトリップで東京の西側へ 前

電車を乗り着いで東京を西へ西へ。8月の下旬、まだまだ猛暑が続いてたころ降り立ったのは青梅駅です。この日の目的は文学館と酒蔵でした。さくっと日帰りできる距離でありながらここまでくるとプチトリップな気分になります。

 

バスに乗換えてまずは文学館です。昨年も同じような時期にきてました。(https://rkoubouseisaku.blogspot.com/2022/11/blog-post_22.html)

今年もゲームコラボの展示を開催していただき感謝です。

のぼりや企画展のポスターににんまりしちゃいます。


このコラボも三回目、文学もゲームも好きな人間にとっては感謝の嵐です。


壁からして素敵、風情がありますね。中も変わらず、木々やお庭のお手入れが完璧で落ち着く空間でした。

まずは遊歩道経由で展示館に向かいましょう。

かわいい。

遊歩道からのみる母屋、あの縁側でぼーっとするのも良きです。

お庭にものぼりが飾られています。

展示館にはパネルが飾られてました。展示物は撮影不可ですが、パネルは許可されてます。

吉川英治氏は宮本武蔵や新・平家物語などを執筆、1949年の所得番付では作家の中で最高金額を記録した人気作家です。今風にいえば、ベストセラー作家ってことですね。新刊本屋さんに平積みされるやつだわ。東野圭吾氏とか、宮部みゆき氏レベルかしら。出す作品ばんばん映像化されるところも似てます。

展示されてるご本人のお顔を拝見すると笑顔がおおらかですごく優しそうです。

ご一緒の展示は青梅つながりで、中里介山氏でした。こちらも大菩薩峠がベストセラーです。でも生活は簡素でストイックだったそうな、でも青梅線の延長工事に抗議してピストルうっちゃうとかなにかとアツいエピソードをお持ちであります。

もうお一方は直木賞でおなじみの、直木三十五氏です。読売新聞企画で吉川氏と直木氏と菊地寛氏で座談会したりと吉川氏の年表みてるとなにかと名前があがってくるのが楽しいです。

展示内容も素晴しかったです。直筆原稿のオンパレードに書簡もたくさん!写真も豊富で見応えがありました。

企画のクイズとかもあったので回答して展示室をでます。次は母屋にいきましょう。

何度きてみ気持ちのよい日本家屋です。実際は夏は暑いし、冬は寒いのでしょうけど、平屋の一軒家てこうノスタルジーな気持ちになります。

襖スパーンと奥まで見通せるのがいいですね。

畳に欄間、障子と今はマンション暮らしなので我が家にはひとつもないものです。


こういうちょっとしたところに意匠を発見するとわくわくします。


囲炉裏を囲んで団らん、なんて日々もあったのでしょうね。

土間に戻って最後にぱちりと名残惜しく退室しました。

売店によりクイズ正解の記念品などを引き換えて、お次はお酒!を目指して移動します。歩けないこともないかもな距離でしたが、なにせ暑くって熱中症を回避するため、電話でタクシー読んで乗り付けました。

去年は立ち寄れなかった酒蔵さん、無事リベンジを果たせて嬉しいです。

酒蔵見学を予約してありますが、まだ時間があるので先に呑んじゃいましょう。お目あては勿論清流ガーデンの澤乃井園です。

きゃぁ、すごいいい雰囲気じゃないですか(暑いけど)

酒蔵さんとは道路を挟んで向かい側にあります。手広く事業展開なさってますね。



階段をおりて、

あら、びっくり歌碑があるじゃないですか。



西多摩の山の酒屋の鉾杉は三もと五もと青き鉾杉

白秋氏は大正12年に小澤酒造を訪問しているそうです。そういえば白秋氏のご実家は福岡は柳川の酒蔵さんでした。

こちらのエリアには売店などもあります。

食券を購入して多摩川のせせらぎをきける席に座りました。

水辺大好き人間なので、これはもう幸せすぎる空間であります。


やなもいけど、ここもすごく気に入りましたよ。後編にて食事と酒蔵見学の様子を綴ります。

一旦ここまで。


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メモ

12月3週目 日帰り小諸 ちょっとおでかけ

4 件のコメント:

  1. 近場でプチ旅行気分!
    とっても素敵です。
    心の休憩になるというか
    栄養になるというか?!
    私も、そんな旅がしてみたいな〜

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    1. こんにちは
      新幹線とか使わず、在来線でいける範囲でもおでかけでした
      でも文学館や自然、そしてお酒と存分に楽しめていいリフレッシュになります
      紅葉の時期もいいなぁと思ってましたが、あっという間に時期がすぎちゃったのが心残りです
      いつ再訪しようか考えてます♪

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  2. こんにちは
    再びの青梅ですね
    吉川英治記念館、大きな横断幕にコラボの幟と力の入りかたが凄い!
    素敵な散策路で公園のような記念館ですね^^

    純日本建築の主屋は立派な作りですね~、江戸の豪農のお屋敷はみなこんなふうだったのでしょうね

    清流ガーデン 澤乃井園と言うところがあるのですね
    多摩川の見える庭園とは、これまた素敵ですね

    今年のイチョウの色づき方はちょっとおかしかったですよね
    落ち葉の絨毯は残念ながら見られませんでしたけど、綺麗な黄葉は見られて良かったです
    加須の並木はすごく開放的で皆さんの憩いの場と言った感じでした

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    1. こんにちは
      何度もコラボ企画をやってくださる吉川英治記念館に感謝です
      今回の企画も充実してました
      原稿や書簡のたぐいが盛りだくさんです
      とくに書簡や手紙は吉川氏と他文豪のつながりが感じられて浪漫ですね^^
      母屋の日本家屋、縁側が気持ちいいです
      空調面の問題がなければこういうお家、ちょっと滞在してみたくなります

      小澤酒造さん、売店やレストランなどとても充実してました
      酒蔵の域を超えて立派なレジャー施設です

      今年の夏は暑すぎましてね
      ここ最近も冬とは思えない気温の日があって戸惑ってます^^;

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