ついに関東地方も梅雨明けしましたね。もうとっくに35度超えの日もあったので、え?夏ならもうきてたけどと思わなくもないですが。
ブログの記事は北海道2泊3日の最終日となりました。ホテルで二日目同様、朝ご飯のスパークリングワインをご機嫌で飲みまして、チェックアウト、荷物は預かっててもらい最後の観光へと出かけます。電車にのって約50分で到着、海辺の街小樽へとやってきました。
GWなので、子ども向けのイベントなども街中で開催されています。混雑は街を歩くだけならそこまで感じなかったです。駅前とか道路、歩道が広々してるからですかね。北海道はでっかいどうなので土地の使い方がどこも贅沢だ。
時代を感じる建物がそこかしこに残っています。石造りって頑丈ですね。重厚感がありました。
都内も八重洲側とかにこういう建物残ってますが、だいぶ再開発で高層ビルに置き換わってしまったので、ノスタルジックな雰囲気をたっぷり楽しめます。街歩き好きにとっては嬉しいポイントです。
まずはということで、海までやってきました。石狩湾ですね。磯の香りがします。
少し戻って運河沿いを歩いて、目的地を目指しましょう。
港の様子も記してあり、勉強になりました。
運河クルーズも乗りたかったのですが、時間の関係で今回は断念したので、次の機会にぜひと思っています。
一旦運河を離れるとまた魅力的な建物たちがたくさん!銀行支店が多く、物流と経済の街の片鱗を感じました。
はい。目的地に到着です。小樽での私の一番の目的はここであります。旦那さん、つきあってくれてありがとうです。
日銀通りのほうにある入り口から入りました。
3階建ての建物で、文学館の他、ギャラリーやミーティングルーム、美術館もはいっています。
文学館は2階です。
北海道ときいて思い浮かぶ文豪、小説家を網羅した展示は見応えがあります。気になったところをピックアップするとして、トップバッターは石川啄木氏です。
小樽や函館、釧路に縁のあり、小樽では小樽日報の記者として勤務しています。同僚には野口雨情がいたようです。
生活困窮、家族との関係、結核への感染など、不遇も多く、享年は26歳、啄木氏の歌にはどことなくやるせなさを含みつつ、情景描写にぐっとくるものがありますね(素人、個人の感想です)
北原白秋氏や若山牧水氏からの評価が高かったことにも納得でした。
お次はプロレタリア文学の小林多喜二氏です。そうそう多喜二氏は啄木を愛好してたそうです。
代表作はいわずもがな蟹工船ですね。
死因が死因なので、国語の教科書のみならず、歴史の教科書にも名前が登場してました。
必死さが伝わってくるような文章で胸が苦しくなります。文学や言論に対する理不尽な弾圧があった時代の闇ですね。二度とこうした事件が起りませんようにと祈るばかりです。
札幌観光でふれた有島武郎氏関連の展示もありました。
多喜二氏と一学年違いで同じ学校に通っていた伊藤整氏の展示もありました。
興味深かったのが仕事場(ご自宅の書斎)を再現したものです。
写真左に移っている回転書棚は触れて回してみることもできます。
本棚もじっくり鑑賞しました。本棚をみればそのヒトがわかるなんていうこともありますね。
いわゆる自分にはわかる配置ってやつでしょうかね。
企画展もやってました。小樽出身の脚本家さんのようです。この方は知らなかった~そこまでじっくりは観ませんでしたが、今度人物像など調べてみたいです。
オタブン(小樽文学館のキャラクター)にある書も八田氏が書いたもののようです。伸びやかで素敵な字、故郷への愛が感じられます。
いやぁきて良かったです。小樽文学館最高でした。最初入ってきたとは別の手宮線跡地から出ると、二階の窓から文豪がお見送りしてくれますよ。
企画展もいろいろ開催されているようですし、ぜひまた訪問したいです。文学館を出たあとはまた街歩きしました。
風鈴の音が涼しさを演出しています。小樽はガラスも有名ですね。
南小樽駅方面に延びるお土産ものやさんなどが立ち並ぶエリアも歩きました。ルタオやガラス店などがたくさんあります。
歩き疲れたのでちょっと休憩でカフェにも立ち寄りました。
レトロで可愛らしい雰囲気のカフェです。
しかし、飲むのはビールですけどね。
地ビールは外せないですもの、仕方ないです。色味ほど苦みはなく、香ばしくて美味しいビールでした。旦那さんがオーダーしたピルスナーもよかった!味見しあいながら楽しみました。
元気チャージしたあとはお土産を手配しにこちらに立ち寄ります。
我が家用に弟夫婦、義実家にごはん会メンバーへと配送を手配しましたよ。練り物ラバーらしいお土産チョイスです。
かまぼこのキャラクターが可愛いです。札幌の地下鉄の広告などでも見かけました。
長くなったので一旦ここで切ります。
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メモ
7月後半 神戸1泊2日 ひとり旅
8月前半 東北2泊3日 夫婦旅行