2024年4月16日火曜日

2024年 最初の遠出も 1

・ 平日ずらし旅と使ってる旅行サイトのポイント5倍の日に予約して、良心的な価格でいける。

・一時間ちょっとでという時間もちょうどいい(日帰りができる)

・文学とかお酒とか好きなものが豊富

他にもあるでしょうが、2023年最後の遠出に引き続き、2024年の最初の遠出も長野(軽井沢周辺)となりました。


上野から乗れるというのも我が家からのアクセスを考えると楽ちんです。

行きは7:30発、帰りは16:48の電車です。9時間の遠征を楽しみましょう。


朝イチでビール、そして読書はホラーって相性いいですよ。

あっという間に軽井沢について、しなの鉄道に乗換えました。ICカード使えないため、小銭用意しておくのも手慣れたものです。


信濃追分で下りました。Wikiによるとこの駅はJRを除く普通鉄道では最も標高が高い駅だそうです。

ここから20分ばかり歩きます。


前回来たときは確か雨だったのですが、この日は快晴でした。まぁ、その分寒いけれども。

雪が残ってます。目的地に到着です。


まるで寺社仏閣につながってるような風情ですが、先にあるのは文学館です。文化施設はわりと朝早くからやってるので、日帰り旅行で早めについても開館していて助かります。


この企画展が目当てでした。堀辰雄文学記念館と、近くにある軽井沢町追分宿郷土館の2館での共同企画です。


38人てすごい数じゃないでしょうか。こんなに一堂に会することがあるんですね。貴重な機会を設けてくださった企画に感謝です。

そして堀辰雄文学記念館はお庭や常設も素敵ということで、快晴のもとまずは外見学から開始しました。


こちらは常設展の会場です。


文学碑があります。夫婦で旅行した際に宿の主人に請われて書いたものだそうです。


浄瑠璃寺の春にもありますが、堀氏は馬酔木の花にあこがれがあったようですね。開花は2~4月なので今頃咲いているのでしょう。


こちらは書庫です。


外から一生懸命に本棚を眺めました。どんなタイトルが並んでるのかはやはり気になります。


整然としてますね。我が私室とは大違いです。本棚から本がそろそろ溢れそうなので、どう本棚のスペースを増やすか今悩んでます。。


書庫を背にして見えるのはこれまた素敵な平屋です。藤棚がいい雰囲気ですね。


堀氏が晩年を過ごした本宅、落ち着いた和室で、奥には軸がかけられてました。


親交があった川端康成氏の書です。


小さな机がなんだか可愛らしくみえました。


さて、常設展の展示を観ていきます。陽の光がさんさんと注いでました。常設展は一部をのぞき撮影可です。


軽井沢は縁の文学者が多数いますが、定住していた堀辰雄氏はその中でも筆頭のひとりです。


何度か観ている常設展ですが、流し見ではなく、流し読みではなく毎回じっくり滞在しちゃいます。


交友関係も有名どころが多数ですね。


筆跡比較もできますよ。堀氏のほうが字が柔らかいように感じました。


いまはほとんどがPC作成でしょうから、こういう生原稿って残らないのでしょうね。サインとかあえて手書きするとか?


書簡もそうですが、日用品からも交流が垣間見えて楽しいです。


室生氏の書簡もあります。こちらはおおらかな印象でしょうか。


地図があるとわかりやすいですね。文学巡りが捗ります。


さて、目当ての展示ですが、こちらは写真NGでした。


パネルによる作家紹介と、原稿の展示という形式です。よく38人もの原稿を集めたなってすごく驚いていたのですが、無言館・残照館の窪島誠一郎氏が協力人でした。会期中講演会のイベントで対談があったみたい・・・行きたかった・・・

今回並んだ直筆原稿の元は、中央公論美術出版の創設者である故・栗本和夫氏がコレクションしたものの一部だそうです。直筆以外に書画や骨董などもあり、栗本氏の死後、財団法人栗本図書館で公開されるも、図書館も閉館となりました。

コレクションが散逸する中、巡り巡って、直筆原稿が窪島氏のもとに渡ったそうです。

作家の文字をみるだけでなく、時に編集者とのやりとりなども原稿に残ってました。

物語が出来上がる過程を見せてもらえて嬉しくなる展示です。もうひとつの会場もすぐ近くにあります。

途中にある公園の脇を流れる小川の水が綺麗でした。



郷土資料館です。企画展は2階で開催されてます。1階が常設展示でしょうか、昔の追分宿の生活用品やらを展示してました。


企画展ともに展示は撮影不可です。こちらも素晴しかったです。あと、料金ですが、堀辰雄記念館と共通券になっております。お値段なんと400円で二館見られるのです。企画展を見るのに追加料金もないのですよ。お得すぎました。

さて、直筆原稿に興奮し、しなの鉄道の時刻表にあわせて移動します。もう少しスタート地点の軽井沢から離れて東御市の田中とい駅で下りました。


文学の次はお酒ですね。


ワインを飲んで買いましょう。

次の記事につづきます。

ーーー
メモ 

5月WG 3泊   ふうふで四国(徳島、高松)
5月なかば 1泊 仲良しさんとふたりで辰野町(松本~上高地OR安曇野)

4 件のコメント:

  1. こんにちは
    信濃追分はもう慣れたものですね^^
    例年だともう少し雪があるんでしょうかね
    文学館は周辺も開けているせいかすごく開放的でゆったり時が進んでるような雰囲気ですね

    ノウルシ本当に綺麗ですよ
    あやめ祭り今年こそはと期待しています、もう4年やってませんからね^^

    返信削除
    返信
    1. こんにちは
      だいぶ慣れてきました
      次は新緑の季節に行こうと思ってます^^
      今年は1月はまだ雪少なかったようですね
      この後数週間後にどかっと降ったようです

      文学館に流れる時間、素敵でした
      直筆原稿のコレクション、素晴しいです

      あやめ祭り、やって欲しいですね
      涼しく凜としたあやめ、きれいでしょうね♪

      削除
  2. こんばんは〜
    文学&お酒の一人旅。
    とっても素敵!
    オトナ女子旅ですね。
    行き慣れているだけあって
    行くコースもスムーズ。
    青い空に映える建築物。
    素敵な場所ですね〜

    返信削除
    返信
    1. こんにちは
      ふふふ、だんだんと信濃追分マスターになってきましたよ
      だれかアテンドできるくらいになるまで通います
      次回は新緑の季節かな~楽しみです
      冬の訪問はそれなりの寒さなので、快晴の日を狙いました
      いいお天気で気持ちよかったです
      企画展も素晴しく感動しました♪

      削除