飛行機でいってみた神戸旅 文学と建築 5

旅記事の5つめです。2日目の午前で須磨寺を目指しています。途中稲荷神社がありました。

境内には古歌の看板があります。

源兼昌の歌歌碑もありました。この辺り一帯はなんていうか、やたらと歌碑や句碑があるんですよね。今回は立ち寄りませんでしたが、海岸沿いにも蕪村、芭蕉、子規・虚子の師弟句牌ともりだくさんです。

雅な歌に囲まれた狐さんは高貴な佇まいでした。神戸や芦屋に続き、須磨も文学好きには見応えのある地区です。

ここから更に山の方へ向かうと須磨寺が見えてきます。

敷地が広い･･･奥の院まではやめときましょう。本堂周辺をみることにします。ちなみに石碑は敷地内で24あるそうです。詳しくは須磨寺のHPをご確認ください。

雰囲気のある橋がかかってました。

渡ると仁王門があります。

まっすぐ行くと唐門、本堂があるのですが、その前にこちらを見学しました。

海上での様子を砂で表現しています。そして勇ましい武士がふたり、平敦盛と熊谷直実の像がありました。平敦盛は一ノ谷の戦いで劣勢となり海上の船へと馬を走らせますが、熊谷直実の呼びかけに応え戦った結果、首を落とされ討ち死にとなります。

敦盛は16～17歳くらいだったとか。平家物語にある「敦盛最期」ですね。

私勘違いしてたのですが、織田信長が好んだ「敦盛」は能ではなく「幸若舞」という曲舞のひとつだそうです。能や歌舞伎の原型になったものだとか。

悲劇の物語が美しく再現されているお庭でした。ここに蕪村の句碑があります。敦盛は笛の名手でした。

さて、唐門に向かいましょう。緑が美しいです。きっと秋の紅葉がベストシーズンなんだと思います。

立派な木組み、屋根では鬼瓦がにらみを聞かせてました。

こちらが本堂です。派手さはなく、質実な印象ですがそこが素敵なお堂でした。

ここに縁のある文豪といえば、尾崎放哉氏です。GWに小豆島の記念館を訪問しました。兵庫の縁の地にもくることができてよかったです。小豆島では「咳をしても･･･」の句でしたが、ここ須磨では「こんなよい月をひとり見て寝る」が句碑になっていました。

放哉氏は鳥取県生れ、1924年から1年ほどここで堂守をし、小豆島に渡って1926年に亡くなりました。享年は41です。

本堂の後は一際目についた三重塔や、

敦盛塚（首塚）などを見てまわりました。

戻りがてら、石碑をたくさん見ましたが、全部アップしてるとキリが無いので、子規と、

山本周五郎のものを掲載します。

帰りは来るときとは違うルートで、須磨寺駅に向かいました。

商店街を抜けていきます。

山陽電鉄線本線･･･都内も相当ですが、関西も私鉄とJRが入りまじっていて難しいです。

神戸の繁華街に戻ってきました。

ここでちょっと一息、お酒タイムです。昼呑みの情報を探していたらまさかの市街地で朝呑みをうたってるお店があって（しかもチェーンの24時間営業とかじゃない）ここは寄ってみようと決めてました。とはいえ、お店の前にいくまで、本当にやってるのかしら？と少し不安も･･･やってるーーー！！

しかもすでに結構のんでる方います。人のこと言えないけど月曜の午前ですよね。呑みに時間は関係ないことを実証してくれるお店でした。

瓶ビールが赤星なのも嬉しいです。

朝なので軽めにやっこをいただきます。この旅やたら豆腐食べてますね。

二杯目からは日本酒にしました。可愛いラベルは仙介のお酒です。ロックでも美味しくいただけるよう、麹米の割合を22％にしたお酒とのことでした。ロックではなく、冷やしてそのままでも香り華やかに呑めます。さすが地元、呑んだことない季節商品が呑めました。

〆の一杯はくどき上手です。これは兵庫でななく山形ですが、お店のオススメになっていたので選んでみました。さっきの22から44へ数字つながりです。この44は精米歩合の44％を意味してます。

こちらも華やか、甘くフルーティーな口当たりのお酒でした。

朝のみはこれにて引き上げ、呑んでる間にもお客さんがたくさんみえており、朝呑み楽しんでる様子になんだか楽しくなります。

デパートがあいたので、お土産を購入し、

次の目的地にやってきました。

煉瓦造りの素敵な文学館です。

今年もタイアップ企画に感謝、もう其ノ参なんですね。私は弐から二度目の訪問です。

6に続きます。

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メモ

10月半ば　日帰り　仙台ひとりで

11月上旬　1泊　京都泊の神戸もまわる　ひとりで