2024年10月10日木曜日

飛行機でいってみた神戸旅 文学と建築 1

 6月の半ばに一人旅で神戸に行ってきました。今回の記事からその記録です。

関西方面は新幹線利用が多いのですが、今回はスカイマークがお安い時期にとれそうだったので、ものは試しと飛行機で行ってみました。結論としては羽田からだし、神戸空港と市内は近いしでこれはありよりのありです。


家の近くから羽田までは早朝からバス出てますしね。成田だとちょっと距離あるので、LCCがよっぽど安くとかの理由がないと自分的にはそこまで魅力じゃないですが。

ちなみに記事最後のメモにある11月の関西(神戸・京都)はJR+宿泊のプラン利用なので新幹線で京都泊(神戸京都間は在来線移動の予定)です。


あっという間に到着して、モノレールで市内へ向かいます。


羽田は少し雨でしたが、神戸は晴れててよかったです。


そのまま在来線に乗換えて芦屋まできました。最初の目的である文学館巡りに繰り出します。


ほぼ一年振りの芦屋、松のある公園はよく覚えてました。川の先がもう海なのも知ってます。


神戸にくるとやはりあの震災の衝撃を思い出します。この句の作者は稲畑汀子さんです。

祖父は高浜虚子、芦屋にくらし、虚子記念館を開館したお方です。


虚子記念館ももちろん訪問しますが、まずはこちらの谷崎潤一郎記念館にやってきました。二度目の訪問です。


今回の特設展はこちら、お着物以外の愛用品を観られるのを楽しみにしてました。


記念館へのアプローチも緑が多くて素敵です。


展示は撮影不可なので、お庭の写真をアップします。展示は文具やら印鑑やら、一個一個に愛着を感じるものでした。ただ大谷崎といえど、まさか入れ歯まで展示されるとは予想してなかったかもしれません。


アプローチ同様、手入れが行き届いて美しいお庭です。


鹿威しの音ってなぜか落ち着きます。かぽーんと響いてました。



そうそう、ここの記念館はお手洗いも凝ってるのです。


プライベート空間なので写真は自粛します。ぜひ訪問して陰翳礼讃を体験してみていただきたいです。

続いては虚子記念館を訪ねました。ここも谷崎記念館と同じく二度目です。今回の旅は2023年の夏に訪問した箇所とかなりかぶってます。


木の勢いがすごくてほぼ看板隠れてますね。一年前もそうでした。


こちらは洋風の建物で、周りの芦屋の大邸宅(ほんとすっごいお屋敷ばかり)によく溶け込んでます。

ここでは3つの句がお出迎えです。左が稲畑汀子さん、前述した虚子氏のお孫さんで、中央は虚子氏の句、右は高浜年尾氏、虚子氏のご長男です。年尾というお名前は正岡子規氏が名付けたんだとか。ホトトギスの師弟つながりが感じられます。


ここも本当に素敵な場所です。あと、すごいのが展示数!これでもかっという充実具合はさすが、お身内の方が設立されただけのことはあります。


句は勿論、手紙や写真も多く、虚子氏だけでなく、交友関係にあった作家や俳人の人生も垣間見ることができる記念館です。二度目だけど、まだまだ見たりないって気持ちになりました。

今度の旅行でもこの2館は再訪します。

さて、ここからは場所を少し移してバスで阪急の芦屋川駅付近までやってきました。ここには細雪の石碑があります。


そしてここからはまた徒歩です。ライト坂を登りましょう。


これが結構な急勾配でして・・・坂というか丘を登っていくような感覚に陥りました。


そんな苦労をしてでも観たかったものがこちらです。


大好きなフランク・ロイド・ライト設計の建物がここにあります。自由学園の明日館や帝国ホテルのインペリアルバーが自分の中ではおなじみですが、ようやっとここを観に来ることができました。


外観からもう素敵じゃないですか!?モダンで重厚感はあるけど重くない雰囲気で、、なんていっていいのか言葉がうまくでません。


外灯ひとつとってもこの素晴らしさよ・・・金魚もいるし、最高です。


生まれ変ったらここで泳ぐ金魚になりたいと思うほどです。そしてライト建築を堪能しにきた来館者を迎えます。


眺めもいいんです。ていうかこの眺望からあのライト坂のきつさを察してくださいませ。


ここは撮影OKということでたくさん写真撮ってきました。見返してにやついてます。


この空間を生み出してくれたライト氏に感謝しかありません。


見所もたくさんあります。


この階段がもう素敵で溜息ものでした。


全体をつかめる模型があるのは助かります。


まずは和室からです。三室が続きになっていいて、窓や欄間に飾り銅板が使用されています。葉っぱがモチーフになっており、窓からの光は、そう、木漏れ日なんです。


広いお家願望はないのですが、こういう建築観ると憧れます。


写真が多いため、ひとまずはここまで。続きます。


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メモ

10月半ば 日帰り 仙台ひとりで

11月上旬 1泊 京都泊の神戸もまわる ひとりで 

2 件のコメント:

  1. こんばんは〜
    神戸は飛行機で行ったら
    本当にあっという間でしょうね?
    素敵なところがいっぱいで
    酒処としても兵庫は有名で
    本当に行ってみたい場所です。
    続も楽しみにしてますね〜

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    1. こんにちは
      本当に寝る間もないほどあっという間につきました
      でもドリンクサービスはあって、短い時間でもしっかりサービスがあります
      スカイマークさんに感謝です

      灘の酒は有名ですよね
      今回も大好きな櫻正宗さんに寄ってきました^^

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