2025年4月15日火曜日

芦屋と京都 旅 1

11月に1泊で旅行した記事です。夏にもゲームのタイアップ企画で神戸にきました。今回もタイアップで、神戸にくると足を伸ばす芦屋の文学館が企画場所になりまして。

夏も行ったしなぁと迷いましたが、そうだ、京都と抱き合わせにしようと思いつき新幹線とホテルを手配、1泊します。


前回の神戸は飛行機でしたが、今回は京都に拠点を置いたので、新幹線(東京~京都)とホテルのパックツアーを利用しました。京都~神戸は在来線で移動します。旅のお供は静岡いったときにゲットした、東海道新幹線60周年記念のぴよりんのペットボトルカバーでした。


芦屋の文学館は何度かきてますが、JR芦屋駅利用はお初です。歩きやすい気温かつ、お天気も良好で旅の幸先よしでした。芦屋川の松風通りを歩いて向かいます。


途中、いつも使う阪神の芦屋駅を通過して、到着したのはこちらの記念館です。


芦屋の高級住宅にすっと溶け込む記念館は、とっても品が良い佇まいで気に入ってます。東京からの距離を飛び越えてくるくらいには魅力的です。


入り口にはいつもの句碑が迎えてくれました。この記念館は虚子氏のお孫さんである稲畑汀子さんの住居に隣接して建てられました。開館は2000年です。


展示品の数がとにかく多い、常設展だけでも満足できますが、訪問時に開催されてた企画展「子規・虚子・碧梧桐の青春と俳句」もすごくよかったです。生誕150年の企画でした。

展示の中心となった明治20年代はまさに3人の青春時代で、手紙のやりとりやら当時の俳壇のことなど、なんか「アツイ」雰囲気が伝わってきます。

展示は撮影不可ですが、タイアップ企画でパネル展示があり、ここは撮影OKでした。


仙台では虚子氏と碧梧桐氏の左右が逆だったかな。いずれにせよ、こんなに早く再会できるとは思ってなかったので嬉しいです。ゲーム8周年記念でタイアップがちょうど立て込んだ時期でした。文学館さんと運営に感謝です。


虚子氏の秋の句では「天高し 雲いくままに 我も行く」が気に入ってます。


子規氏の名前も虚子氏の句にちょいちょい登場するんですよね。それだけ慕ってたってことなんだろうなぁって解釈してます。


碧梧桐氏とは子規の傾向を受け継いだ作風と自由律俳句という対立はあったももの、育んだ友情はずっと変らずだったのでしょうね。なにせ一緒に学校やめて上京しちゃうくらいですし。


昔のホトトギスもおいてありました。こういう装丁はめちゃくちゃ好みなので手に取ってじっくり眺めちゃいました。装丁あつめた画集が欲しいです。


言い値で買うぞ。なんてね。

虚子記念館の次はおなじ芦屋市内にあるこちらをはしごするのが、このエリアにきたときのいつものコースです。


訪問したときの企画はこれでした。写真をAIで彩色するというものです。これまでも写真の補修や復元、カラー化という技術やサービスはありましたが、AIというのが今時でしょうか。


展示は撮影不可でした。でも展示すごく感動したんです。今回は完全AIではなく、人の手も入った彩色になってます。
モノクロも勿論、その時代らしくて素敵ですけど、カラーになることでより鮮やかに人や風景がうかびあがりました。
特に女性の写真がいいです!家族写真に写る姉妹はまんま細雪でしたよ。感動しました。


撮影OKの記念館ポスターもぐっとくる貫禄があって素敵でした。

館内ではミニ展示も開催されてて、こちらも観てきました。初めてきくアーティストさん、人形を主に写真作品を手がけているそうです。


こちらは撮影OKでした。点数は数点でしたが、どれも谷崎氏の世界観とマッチしていて、吸い込まれるような作品ばかりです。


美と愛、そして妖しげさがあるところが谷崎作品への解像度が高いなぁと感心しきりで鑑賞しました。


鑑賞後はお庭を見学します。小さい日本庭園ですが、池もあって紅葉が楽しめました。


朝早くからでてきて移動続きだったので、この景色でほっと一息つきます。


鯉も気持ちよさそうに泳いでいて、ほんといいところです。


満足するまでゆっくりしたら、阪神の駅をめざし、次の場所へ移動しましょう。


芦屋川沿いの松の下を歩きました。


お次のお目当てはこれまた、兵庫にきたら忘れちゃ行けない灘の酒です。


芦屋川とか京都市内もそうですけど、このあたりって、街中でも川が本当に綺麗で羨ましくなります。


日々の生活で清流を感じるって素敵ですね。


灘の酒の中でもお気に入りな蔵にきました。売店だけでなく、レストランや喫茶なども敷地内にあります。


○○正宗の元祖がこちらの蔵です。


蔵開きイベントでトークショーがあったそうです。もやしもん、面白いんですよね。

ユニークな菌たちがたくさん登場するいわゆるタメにもなるマンガです。「醸すぞ!」って台詞が可愛いくオススメです。



レストランは2階にあります。


そうそう室内に池があり、本日二度目の鯉との会合を果たしました。


レストラン入り口と、中の一部の席からは中庭が眺められます。


一人でしたが、ひろめのテーブル席に案内されました。ちょうどお昼ピークのお客さんがはけたタイミングだったようです。


ここでは絶対生原酒を飲もうって決めてます。


セットメニューから単品まで、メニューが豊富です。酒蔵関係なく、お食事処として利用するお客さんも多いようでした。以前きたときは個室で会食してるグループもたくさん見かけてます。


素焼きの酒器で、本醸造の生原酒をいただきました。この日はビールスキップして、日本酒でスタートしてます。


夏を引きずって延々枝豆と、


ここの手作り豆腐がとっても美味しいんです。水の綺麗なところはお豆腐も名物になっているパターンが多いですよね。ここも然りでした。


鰹節と出汁をかけていただくと、シンプルな美味しさが際立ちます。


あと、蟹味噌もたのんで、ひとり昼宴会を開催しました。


お酒の二合目は宮水の華にしました。特別純米でお米は兵庫県産の山田錦が使われています。

淡麗でやや辛口より、バランスよく美味しいお酒です。

 文学館と灘の酒で、芦屋エリアの予定を無事にコンプリートできました。

この後は京都に移動します。次の記事へ。


ーーー
メモ

5月  4日間   夫婦で久しぶりに海外!ベトナム(ハノイ)行きます~~

5月下旬 京都日帰り

調整中 女子三人旅 1泊 上高地

4 件のコメント:

  1. こんにちは〜
    神戸ってエキゾチックなイメージがあるのですが
    伝統も大切にしている街なのが伝わってきます。
    川がキレイなところも、魅力ですね。
    一度は、ゆっくり訪れてみたい場所の一つです。
    日本て、本当に
    土地土地の文化や習慣等を大切にして
    地方の魅力がすごいですよね?!
    その土地の人になった気分で
    散策してみたいです。
    次は京都。
    京都は数回、行った事がありますが
    昔だな〜笑
    楽しみにしています。
    楽しみにしてます。

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    1. こんにちは
      南蛮交易など、異国情緒がありますね
      今回は芦屋だけで神戸までは出ませんでしたが、
      次回はまた神戸も回れたらいいなって思います^^

      海や川、バックには山と街と自然が調和してますね
      水がきれいって本当に素晴らしいなって思います
      ゆったりとした水音に癒やされました

      京都はもう何度もきてますが、一時期住みたいなって思ったほど好きな場所です
      いまはちょっとオーバーツーリズムというマイナス面もありますが、清水の坂周辺や嵐山とかめちゃくちゃ混む場所をさければなんとか楽しく旅できそうです

      来月か6月のあたまにまた日帰り京都を考えてます♪

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  2. こんにちは
    芦屋と京都ですか、毎度ながらこの行動力には驚きです^^

    芦屋川の流れる松風通りは綺麗ですね~、栃木もこれくらい川の水が綺麗なら…と思っちゃいますw
    高さの制限があるせいで街並みも揃っていてとても見映えがしますね
    住宅街に溶け込む記念館はもう公園のようです

    朝の桜堤はお散歩にもってこいですね、気持ちよく歩いてきました^^
    毎年綺麗な桜並木が見られて嬉しい限りです

    車窓からですけど遊水地の菜の花ご覧になったのですね
    雨のお天気でも今年は本当によく咲いたので十分楽しめたのではと思います

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    1. こんにちは
      1泊すると二都市余裕ですね
      おもったよりゆっくりなスケジュールで行ってこられました
      街中の川が綺麗っていいですよね
      東京にも頑張ってほしいです

      閑静な住宅街の中、落ち着いた風情の文学館がよくなじんでます
      展示は今回も素晴らしかったです

      すっかり葉桜になりましたね
      週末は気温も上がって季節がすすみそうです
      車窓からの菜の花に姪っ子ちゃんも喜んでいました♪

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