2024年2月24日土曜日

美術館と博物館とごはん

 11月の上旬、ようやく少しは涼しくなってきたかな?ぐらいの頃でした。

平日休みだったので、家の細々したことを済ませた後、二箇所回る予定でお出かけします。

まずは新宿です。

SOMPOといえばゴッホのひまわりが有名、そこで開催されるゴッホ展とあって期待が高まります。SOMPOの企画展はゴッホの前に山下清展がやってたのですが、日時指定がなく、行こうと思ったら長蛇の列で・・・真夏日に90分並ぶ(平日もこんなだった)のは無理と諦めました。


それもあってか、今回は日時指定ができてよかったです。個人的には、企画展はもう日時指定があるを前提にしてほしい・・・予定も組みやすいです。


スムーズに入場できれば鑑賞時間もゆっくり確保できます。撮影OKのものも多くありました。出展作品は69で、そのうちの25がゴッホの作品です。

フロアにはいって、早速ゴッホの作品があります。この髑髏がモチーフもインパクトがあり、一気に引き込まれました。


テーマが静物画なので、お花を描いた作品も多かったです。お花好きなので、嬉しい展示でした。「ノボタンとバラのある静物」、これX線でふたりの格闘家の絵の上に描かれたことが判明しているそうです。


なんか謎めいてて、浪漫を感じます。科学+芸術+ミステリーとかわくわくします。


フロア移動で使用する通路や階段にもゴッホ、こういう演出があると絵ばっかりにならないのがいいですね。


モネの作品もありました。グラジオラスを題材に2作品、見比べると違いがあるような、ないような。ゴッホもモネも日本美術に関心があり、この縦長の構図は掛け軸を想起させると解説にあります。


掛け軸か、なるほど、いわれてみれば納得でした。表装したら和室になじみそうですね。


カーネーションの作品も美しかったです。前日の野牡丹もそうでしたが、くらい色の背景に描かれる花の鮮やかさが本当に美しいです。とりわけこのカーネーションはすごく好きな色合いでした。


色調やや暗めのこちらも赤と白にハッとします。


ひまわりは他の花と花瓶の作品とだいぶ印象が変わりました。夜と昼くらいちがうなんてことを思ったりして。素人の感想です。


アイリスとひまわりを同時に鑑賞できる幸せ空間、ずっと観ていられます。


観に来てよかった・・・。


ゴーガンとの共同生活が終わり、退院してすぐに描かれた作品です。色彩やタッチがだいぶ変わります。


ゴーギャンの作品もありました。西洋画家の中ではゴーギャンが一番好きです。タヒチの作品など引き込まれます。こんなこと描いてるとタヒチに行きたくなるからこまったものです。


これもゴーギャンの作品で、タイトルは花束、1897年の作品です。鮮やかでありながらどこか影のある画と感じるのはこの年にゴーギャンが自殺をはかった(未遂)からでしょうか。


いずれにせよ、ゴッホはじめ、素晴しい作品の企画展でした。

新宿いったらマストのベルクでビール休憩をはさみ(写真撮り忘れ)、二箇所めは上野です。


カハクは宝石展以来だったと思います。展示期間長め~と油断してると見忘れるパターンなので、休日はしごで観に来ることにしました。こちらも撮影OKな展示です。

立体的かつ、大きな展示やパネルが多く、老若男女楽しめるのがいいですね。知的好奇心もいい感じに刺激されました。


エリアを区切って和食に関するものが展示されます。水からスタートって壮大な。


キノコはフォルムが可愛いです。


お高いやつも発見しました。


野菜の標本も楽しいです。以前SOMPOで鑑賞したボタニカル展を思い出します。


SNSに結構あがっていた大根もしっかりありました。実物みるとほんとシュールでなんかちょっと笑えてきます。


海のゾーンも楽しかったです。


みんな大好きマグロ!でっか!!


絶対あると思ってたお酒もあって嬉しいです。


出汁については昆布が詳しくピックアップされてました。


撮影コーナーです。美味しい浮世絵展でもみたような?やはり寿司と天麩羅はそれだけ人気だし、海外ウケもいいのでしょう。


屋台だけでなく、ネタも再現されていました。プチタイムスリップ気分が味わえます。



串に刺してあったんですね。なるほど、これなら屋台で食べやすいです。


お料理の番付も展示されてました。番付好きなのでついじっくり観てしまいます。時代物のグルメ小説なんかにもよく登場してますね。


和の洋食料理についてもコーナーがありました。



昭和の家庭料理は、


サザエさんコラボです。


たびたび論争になるやつ。


実家のお雑煮はこのタイプです。


検索ワードも地域性がでますね。


餃子が一位かと思ったらまったくちがいました。モロは売ってるのはみたことありますけれど、家では出てきたことないです。


食材や料理名が多いなか、千葉県がサイゼリヤというのもクスッとしました。千葉の創業だったとは知らなかった~新しい知識獲得です。


面白かったです。科博のくじらさんにご挨拶して後にします。


さて、企画展もふたつめぐると結構な時間です。おそーーめの昼というか15時ちょっとだからお夕飯でもないなという中途半端な時間でした。

こういうとき、13時からの通し営業のお店が本当にありがたいです。ということで浅草にきました。科博ですっかり和食気分です。


468のごろあわせ、カウンターに座ってまずは瓶ビールをいただきます。





箸袋やコースターまでオリジナルなところがすごいです。さっとでるメニューからイチジクのゴマダレを選びました。


ビールあっというまで日本酒にチェンジします。秋鹿にしました。


おつぎはミズの実です。秋田のほうでとれるイメージがあります。あまり見かけない食材ですが、食感が好きなので、出会えるとラッキーです。


二杯目は鶴齢の雪男にしました。


メインに選んだのは鱧なべ、一人分のちょうどいいサイズでたすかります。お出汁と松茸の香りも文句なしです。秋のはじめに贅沢しちゃいました。


酢橘をきゅっとかけてもいいですね。和食欲がすーっと満たされました。


締めのお酒は五橋です。今回はちゃんと銘柄メモしててえらいぞ、わたし!


好きな物観て食べての幸せな休日でした。


2 件のコメント:

  1. こんにちは
    1日遅れましたがお誕生日おめでとうございます^^

    ゴッホ展素敵ですね
    ひまわり、アイリスは明るい色使いで、それまでの作品とは陰と陽、昼と夜くらい違いますよね

    つづいての和食展も面白そうですね
    お雑煮と言えば、山陰島根の小豆雑煮にはびっくりした思い出が…

    洋ランいっぱいの企画展、綺麗でした
    工芸品もたくさんあって、いろいろ見られてよかったです

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    1. こんにちは
      ありがとうございます!無事またひとつ年を重ねました。
      より一層体力と健康維持でがんばります

      ゴッホの静物画をまとめて観られる企画、素敵ですよね
      日時指定でスムーズに入場できました
      タッチや色調の変化が実に面白かったです
      ゴッホの人生と照らしあわせるとさらに理解が深まりそうですね

      和食も楽しかった~大根ディスプレイは子どもにも大人気でした
      お雑煮論争は面白いですよね
      あと、大判焼きの名称とか・・・大論争になるやつです
      小豆雑煮も気になります

      洋ランと工芸品、面白い組合わせですね
      とても綺麗でした♪

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