階段を登りながらの文学鑑賞 前

今回から6月の記事です。休日のおでかけでこちらにやってきました。目黒駅からの坂、行きは下りでしたが、帰りは無料送迎バス乗ろうって思うくらい急です。

 

たまに椿山荘とごっちゃになるのは私だけでしょうか。どちらもお庭自慢で結婚式の定番、あっちは目白でこっちは目黒･･･うーん。

話をもとに戻して本日のお目当てはこちらです。百段階段の企画を観に来ました。百段階段はむかーし灯りの企画を観に来たことがありますが、久しぶりです。

好きな雰囲気だったのでいつかまた行きたいと思ってはいましたが、こんな好みど真ん中を突かれたらチケット買わない理由がないです。

独特なフォルムの屋根ですね。中華風です。

手前にこんなのもありました。八百屋お七の物語は知ってましたが、こんなエピソードがあったとは知りませんでした。

結婚式会場に、恋するあまり放火しちゃった方関連のものがあるのはなんか皮肉な気もしますがまぁいっか。本題にすすみます。

エントランスでチケット確認してもらい大きな扉のエレベータにのって入場です。

百段階段はホテルの前身である目黒雅叙園3号館にあたります。建てられたおんは1935（昭和10）年だそうです。99段の長い階段廊下にそって7つのお部屋があります。

創業者のご紹介もありました。

手すりはありますが、結構急な階段、天井の意匠がまずインパクトがありますね。

当時の目黒雅叙園は昭和の竜宮城とも呼ばれていたそうです。確かにひとつひとつが凝っていて、なんとも雅というか、華やかさ、絢爛さに富んでました。

さて、階段を登りながら、お部屋に設置された展示をみていきましょう。まず第1の部屋は猫！です。

今回のテーマは文豪✕イラストと大正ロマンです。6作品の世界をイラストと立体展示で作りだすという趣向になっています。イラストが乙女の本棚というコラボレーション・シリーズのものです。名作を絵本感覚で楽しめます。

綺麗なイラスト！若いこも好きそうで、文学好きになるきっかけになりそうですね。

お薬舐めちゃダメニャン。

作品のイメージをうまく切り出していて引き込まれました。

とにかく猫がたくさんいます。

照明なども凝ってますね。お次は中華風です。

床がまるで鏡のようでした。

この作品は国語の教科書にも掲載されているので、読んだことあるという人が圧倒的に多そうです。

猫に続きトラ、動物と文学作品、イラストの親和性のよさを感じました。

漢文古典や中国古典への素養が深かった中島敦氏にぴったりのお部屋でした。

展示もですが、お部屋自体の意匠が本当に素晴しいです。

何時間でも観ていられそうですが、そうもいかず先に進みます。3部屋目です。

この作品をピックアップしましたか。確かにメロスじゃイメージあわないでしょうね。

草花の意匠にぴったりな作品でした。

窓の外に見える緑も雰囲気ばっちりあってます。

影の演出もあり、本当に作品を体感できる仕様になってました。

小物なども可愛らしいです。ひとつひとつが本当に素敵でした。

4部屋目です。だんだん語彙力なくなってきました。。

今回の企画で取り上げられた作品の中では一番好きなお話です。というか、そもそも小川未明作品が好き。日本の童話というと、宮沢賢治が圧倒的な知名度ですが、小川氏の作品もたくさん素敵なのがあります。

上越で縁の地巡りをしたいなぁ。

少しふしぎで淡いイメージのあるお話にぴったりのイラストでした。結びの一文がまたいいのです。

この展示も影の演出がありますね。

長くなったのでいったんここまで。後半に続きます。

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おまけ

8月のお盆期間のための臨時開市で久しぶりに市場にいけました。

台風の影響で生魚は少し少なめ、貝はいろいろありました。

買いたかったのはこちらの鱧です。たっぷり500グラムが1,700円（税別）で購入できました。

鱧しゃぶにしてお野菜と一緒にいただきます。このために葱は九条葱を買いましたよ。

きくらげがあるのは私の鉄分・亜鉛不足解消です･･･

切り方雑で鱧に申し訳ないですが、味は間違いないおいしさでした。今期もう1回くらい食べられたらいいなぁって思います。笹かまは東北旅行でかってきたやつです。

暑さでお酒ばっかり飲んでたので、しっかり食べようのお家ごはんでした。

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メモ

8月下旬　青梅日帰り　吉川英治記念館・澤乃井