三寒四温、寒の戻りなんていいますけど、まさかここにきて関東で雪とは驚きました。
幸いなことに電車遅延や運休はなく、無事出社できてよかったです。引き続き繁忙期ですが、ブログの時系列もちょっとすすめたいと頑張ります。
さて、今回は2024年10月であります。地元でゲームタイアップがありました。
三鷹(https://rkoubouseisaku.blogspot.com/2025/01/blog-post_20.html)と連動しての山本有三氏企画です。
降り立ったのは見覚えありすぎる駅ですよ。有三氏はここ栃木のご出身なので、小さいころから社会科学習などでよく取り上げられてました。大体、有三氏か田中正造氏がピックアップされてたような記憶があります。
吉屋信子さんはそういえば、調べ学習とかにあがってこなかったような・・・性的嗜好や戦争協力批判とか出てきちゃうからか?
駅前の文学碑からスタートです。タイアップの場所である、記念館と、文学館を目指します。
ゆっくり歩いて、鑑賞時間も含めると大体3時間てとこでしょうか。
古い建物も残ってますが、うーーん、大通りの商店街は地元贔屓してもちょっと閑散としてます。。
がんばれ地元と応援しながらてくてく。
ひとつめのスポットにつきました。こちらは生誕の地(細かくいえば、番地はお隣の理髪店)にたつ記念館です。江戸時代に建てられた見世蔵を改修・整備して1997(平成9)年に開館しました。
山本有三記念会が管理しており、生前の愛用品や原稿、単行本に雑誌やポスターなどが展示されてます。
入館料200円(いつも思うけど、ありがたいし、助かるが文学館とかほんと値上げしていいと思う・・・やすい・・・)蔵の面影が強く残った館内はちょっと薄暗いです。
1階と2階にそれぞれ展示スペースがあります。天井は低め、箪笥や階段から時代が感じられて、建物だけみても楽しめるのではないでしょうか。
三鷹で観覧した洋館とは建物の雰囲気が真逆で対比が面白いです。有三氏は生れは1887(明治20)年、1902(明治35)年までを栃木で過ごし、浅草に奉公へ出ました。
でも1903(明治36)年に逃げて郷里へ帰ってきれ、2年間家業手伝いをしています。
ふたたびの上京は1905(明治38)年です。三鷹の企画にあった近衛文麿との出会いはこの数年後で、菊池寛氏やらとの交友もありました。
ハガキやらで当時のやりとりが知れました。
ハガキやらで当時のやりとりが知れました。
文壇デビューは1920(大正9)年でした。ハガキや原稿の文字は読みやすく、↑の地図なども丁寧ですね。
私が氏の仕事で気に入ってるのは児童文学への貢献です。日本少年国民文庫に関する展示も充実してました。
有名どころが多数収録されてます。オツベルと象なんて、久しぶりに思い出しました。のんのんのんとサンタマリア、琥珀のパイプなど、断片的な単語も結構憶えているものです。
文章だけでなく、挿絵も素敵ですね。
小村雪岱氏はじめ、挿絵や装丁の文化はいつか掘り下げて勉強してみたいです。
武井武雄氏の名前もあります。神奈川近代文学館で企画を観ました(https://rkoubouseisaku.blogspot.com/2023/10/blog-post_6.html)
直木三十五氏も参加してます。第3次新思潮やら、文藝春秋つながりでしょうか。
室内インテリアに戻って、この箱階段がインパクトあります。階段を収納にするって現代の住宅でもたまにきく話ですが、昔から変らないですね。
段差が結構あって、急だし、ぐいっと伸び上がるように2階へあがりました。
人生がんばります。
「新聞小説に手を染めた」ってフレーズが好きです。悪以外であまり見ない手を染める、何かの折りに自分も使ってみたいと思います。
手書きの説明文は山本有三記念会の方の文字でしょうか。とても達筆で素敵です。
このほか、手作りのリーフレットや解説文も各所にあり、有三愛がびしばし伝わってきました。
地元とあって、何度かきてますが、ここまでじっくり観覧したのは初めてかもしれません。
改めて、記念館の良さに気づくことができた訪問でした。さて、ふたつめのスポットにまいります。
巴波川をわたって、栃木私立文学館にきました。ミントグリーンが目をひきます。
ここはもとは栃木市役所だった建物です。1921(大正10)年に建てられ、約90年間使われてました。ってさらっと書きましたが、1921+90=2011なんですよね。
平成26年ですよ。そこまで現役市役所だったことがちょっと驚きじゃないでしょうか。
そこから有形文化財になり、改修して文学館としてオープンしたのがつい最近2022(令和4)年のことです。
文学館になるってきいたときはよっしゃーーー!って思ったものでした。ようやく来ることが、しかもタイアップでとは嬉しい限りです。
タイアップの施設2箇所めぐり終ったのでかえります。帰りは巴波川沿いをあるきました。
乗ってたのはどこかからの研修できてる新人さんぽかったです。舟を追いかけてるかのような鴨さん、人慣れしてました。
モダンな佇まいですよね。ここだけタイムスリップしたみたいに感じます。
1階は閲覧スペースと町役場関連の展示などがあり撮影可です。
バーンと大きな幕も展示されていて、かなりゆったりしたスペースが設けられてました。
くつろぎながら観覧できるのはいいですね。模型などもあり楽しいです。
2階が展示室で、こちらは撮影不可、山本有三氏はじめ、吉屋信子、柴田トヨと地元ゆかりの文学者の展示があります。
タイアップ企画のパネル展示があり、こちらが撮影可になってました。展示物のボリュームとしてはそこまで多くないのですが、有三氏以外のゆかり文学も知れるのがよかったです。
外にでて、文学碑もチェックしました。
栃木市は路傍の石を推しなんですね。駅前といい、文学館といい「たった(以下略)」が多いなぁ。他のフレーズもちょっと取り上げてほしいと思わなくもないような。
タイアップの施設2箇所めぐり終ったのでかえります。帰りは巴波川沿いをあるきました。
そうそう、この日ちょっとお天気イマイチだったのですよね。晴れてたら和舟のろうかと思ってましたが、見送りました。
乗ってたのはどこかからの研修できてる新人さんぽかったです。舟を追いかけてるかのような鴨さん、人慣れしてました。
駅前に戻ってきました。これも比較的最近できたお土産ものやさんで・・・
こんばんは〜
返信削除先日(飯ドラ)という番組でも栃木市をロケしていました!
旦那様の友人がいるので
時々、訪れてはいますが、街を歩く事はなくて
知らない場所ばかり!でも
元市役所は何となく見覚えがあります。
大好きな文学のイベントは
ありがたいですね〜
地元も、離れると
どんどん変わって行って、
新鮮に見えたりしますよね?!
こんにちは
削除蔵の街とちぎ、観光地としてはもう少し盛り上がってくれたらいいなぁって思います^^
ぜひ山本有三関連も取り上げてほしいです
飯ドラは知りませんでした
契約してるサブスクで見られるようなので、今後視聴してみます
どこが出るのか楽しみです
地元も観光目的で訪れると楽しい発見がありますね
文学館、お時間あればぜひ♪
こんにちは
返信削除5日、7日と雪になるとは?ですよね
花たちには良いお湿りになったようで、開花の遅れていた花も色々咲き進んでるようです
栃木の大通りも電柱とかがなくなってキレイになりましたけど、三桝家本店さんと毛塚紙店さんの並びは私が子供の頃から変わっていません^^
有三の生家は銀巴里さんですね、ここは昔から火曜日でも営業してる床屋さんでした
記念館は素敵なところですね、市ももっとプッシュっしたらいいのにw
横山郷土館付近からの巴波川の景色は好きな場所です、今週末から「うずまの鯉のぼり」もはじまって賑やかになりそうですよ
みかも万葉庭園のしだれ梅はちょうど見頃、とても綺麗でした
クビアカツヤカミキリにヤラれた木もあったので心配しましたけど杞憂ですんで良かったです
皆さん梅の木の下のベンチに座ってくつろいだり写真撮ったりしてました^^
こんにちは
削除お雛さまが終って雪が降るとはびっくりしました
都内は積もるまではいかなかったのですが水を含んだぼたん雪でしたね・・・
乾燥は納まりましたが、晴れてときの花粉がきついです
スギうらめしや・・・
栃木の街並み、駅前と大通りがちょっとさみしいですね
シャッターしまってるお店も多いなぁって苦笑しながら歩きました
うずまの鯉のぼり効果で観光客が増えるといいですね
盛り上がって欲しいです
みかもの梅の写真を見ていたら、もう少し梅がみたくなりました
来週お休みとれたら青梅の吉野梅郷でも行こうかなっって思ってます
梅を観ながらゆっくり、素敵な時間ですね♪