2025年6月3日火曜日

群馬で文学館はしご 後

群馬日帰り文学館巡りの後半です。2024年の12月上旬に行ってきました。

前橋で萩原朔太郎記念館を観覧、街中を少し散策して前橋駅からバスで移動し、やってきた場所はかみつけの里博物館前です。

このエリアに目的の文学館はじめ、古墳や博物館などがあります。群馬は古墳、はにわ王国なのです。

そんなこんななのか、だだっぴろい古墳まわり土地にある文学館も立派なお庭を備えてました。

 

歌碑もあります。山村暮鳥氏は高崎のご出身で朔太郎氏や室生犀星氏、三木露風氏などとともに活動した詩人でした。いちめんのなのはなは教科書にも掲載されているので、詠んだことがあるひとも多いでしょう。


前橋からきましたが、ここの所在地は高崎市です。なので土屋文明氏の詩には榛名山読み込まれていました。高崎のシンボルの山と湖ですね。


記念館自体は土屋文明氏のお名前が入ってますが、今回の企画で谷崎潤一郎がピックアップされました。土屋氏も高崎の出身です。アララギ派の歌人で伊藤左千夫氏や齋藤茂吉氏と活動してます。


立派な幟がかかっててすごく素敵です。企画展、力いれてくれたのかなぁと思うと観る前から嬉しくなります。


ついでにいうと今回もまた某ゲームのタイアップ企画でもあります。このポスターのデザインがもう谷崎作品らしさいっぱいで萌えました。


展示は撮影不可ですが、タイアップ記念のパネルは撮影可です。ゲーム内の谷崎氏がこちら。


こっち↓は佐藤春夫氏、太宰治関連でもよく名前があがる文豪です。


並びでパネルが設置されてました。このふたりといえば小田原事件からの細君譲渡事件が有名です。そのときの細君千代さんは前橋市のご出身だったようです。


谷崎氏の交友関係と、やはり群馬ということで、朔太郎氏がピックアップされてました。


永井氏は訪問時にちょうどお誕生日が近くおめでとうのたすきお似合いです。谷崎氏の文壇デビューを後押ししたのが永井氏でした。


芥川氏と谷崎氏は小説の筋の芸術性で論争で注目されています。「文芸的な、余りに文芸的な」は雑誌改造に掲載されました。


朔太郎氏と谷崎氏も交流があり、手紙のやりとりや伊香保であったエピソードが残ってます。佐藤春夫著の朔太郎の思ひ出によると、朔太郎氏は谷崎氏の妹さんとお見合いしたけど、うとくに進展はなかったようです。なんか生々しいエピソード・・・


常設展では土屋文明氏の展示を見ました。これまであまり知らなかった歌人なので、年表や作品などたくさん知れてよかったです。

記念館の裏手はお庭になってます。


最晩年を土屋氏と過ごした樹木が記念館にあるって何気にすごいことですね。記念館の氏への敬愛を感じました。


紅葉も綺麗でなんだかほっとします。


再度館内に戻って、2階にあるカフェにいってみました。


高崎で人気のカフェが出店してるみたいです。(この記事書くのに記念館のHPみたら閉店してた・・・)のどかな景色を眺めながらアイスコーヒーで和みます。


飲み終わったら記念館を退館して、古墳も見学しました。


日本史の教科書でみたことあるやつです。


かなりの大きさです。


出土品もたくさんあるようですね。昔トーハクでみたはにわ展が懐かしいです。


人も動物もどこかぽやんとしていて可愛い!ユーモアのあるフォルムをしています。


お天気よくてまさに古墳日和(?)でした。登れるのはいいですね。ちょっとちたアトラクション感があります。


関東平野~~このところいろんなところに出かけてて、山が近いってびっくりしてたので、この景色になんだか落ち着きました。


見上げてるときはさほど感じなかったけれど見下ろすと結構高さがあります。


故郷への思いが強い人だったのでしょうか。そして畦畔←けいはんって読むのを初めてしりました。


バスで前橋駅に戻って、電車の時間調整で駅中のイタリアンで、休憩です。


飲み物だけでもOKということで入店しました。


ビールです。ようやくこの日の一杯目!いろいろ歩き回ったので、生ビールが格別に美味しく感じます。


自家製のクラフトジンジャーハイボールなるドリンクも飲んでみました。生姜の味がしっかりしていて美味しかったです。


文学館はしご、これにて終了です。いい1日でした。


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メモ 旅行計画がたってきました

6月下旬 ニセコ1泊 ごはん会メンバー

7月調整中 神戸(宿泊京都?)1泊 ひとり旅

2 件のコメント:

  1. こんにちは〜
    前橋や高崎は通りかかったことがある程度で
    立ち寄った事はなく、ちょっとビックリ!です。
    こんなに、古墳が有名だった事も知らなかったな〜
    関東平野って
    やはり!素晴らしいですよね?
    私の住む街はど真ん中と言われる場所ですが
    本当に災害の少ない地域だと思っています。
    それが普通だと思っていたら
    違うんですよね!?
    日本中を旅して、その事に気づいた時は
    ちょっと、ショックだったのを覚えています。


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    1. こんにちは
      前橋・高崎の魅力を再発見した1日でした
      高崎は今回街中に出なかったので、次回行く機会があれば、散策してみたいです

      前橋は音楽の街としても注目されてるようなので、
      コンサートとかもよさげでした^^
      文学館や古墳などと一緒に文化系で盛り上がるの素敵ですね

      旅で関東平野から出ると山が近いことに驚きます
      都内もわりと坂とか多いですよね
      平野とのちょっとした違いを感じました^^

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