熊本で最初の観光地は徳富記念館です。徳富蘇峰・蘆花ご兄弟の旧宅と記念館があります。手前左手が旧宅、奥が記念館です。
大きな通りを一本はいった脇道にありまわりは住宅街でした。敷地はそこまで広くないですが、大きな木もあって落ち着いた空気です。
熊本地震やら復元工事やらで長期休館してましたが2022年12月8日より公開を再開、入館料なんと無料でした。館長さんが受付で手続きしてくれて、その後館内資料や旧宅を案内してくれるという「え?お金、お金払ってないです」って何度か言いそうになるほど丁寧にご説明ご対応くださり感謝しきりです。
ゲームにキャラとして出てるのは弟の蘆花氏のほうですね。蘇峰氏もゲーム実装される日はくるのか・・・でも蘇峰氏はジャーナリストだから対象外かもしれません。他にも記者や評論家の肩書きもつキャラいますが、兼作家や後作家か。
蘆花氏の作品といえば「不如帰」が有名でしょうか。何度か映画化もされています。最新でも1958年らしいので古いですけども。
蘆花氏は生れが1868年なので、近代文学の中でも黎明期の方、小説神髄の著者である坪内逍遙氏(1859年生れ)とも交流があったそうです。
相関図がすごく参考になりました。左下の方には小泉八雲氏や夏目漱石氏のお名前もあります。お二方ともこの地に英語教師として赴任しており、今回は回れませんでしたが旧宅などが残っています。
蘆花氏すんごい達筆なんですね。
4.4メートルの手紙、手紙の長さではよく太宰治が取り上げられてネタてきな扱いをされてますが、蘆花氏もなかなかのものです。
小難しいかと思いきや、ふわりふうわりと可愛らしい表現にほっこりします。
自彊不息は兄蘇峰氏がひらいた大江義塾に学んだ蘆花氏らしいことばです。中国の易経にシしるされています。
蘇峰氏関連の展示や直筆原稿も見ることができます。あ、写り込みは無視してください。
蘇峰氏のほうはやや丸みがあるくせ字ですね。
と、思いきや筆だとやはりお上手です。杜審言の詩の一節を書いたものでした。
資料館を堪能して、次は旧宅です。こちらも館長さんが案内してくれました。
縁側から大江義塾の教室として使われたお部屋にあがります。
2階部分は非公開ですが、「恐ろしき一夜」に登場する中二階の説明がありました。
お教室になったお部屋の隅にパネル展示、ありがとうございます。
お教室の奥にもう一間あってお庭がよく見えました。また、このテーブルはカタルパでつくられたものです。新島襄(同志社の設立者)が種をおくり、記念園にその2世や3世が植わっています。
欄間の細工も素敵でした。
中二階へ続く階段、ものすごく急で幅が狭いです。
蘇峰氏を模したパネルもありました。身長約190センチと当時というか現代においても珍しい長身です。蘆花氏は1927年に58歳で没しますが、蘇峰氏は1957年に94歳で没しています。
最後の最後まで館長さんにお相手いただき、クイズをといて記念品ゲット、いい想い出ができました。
最後に蘇峰氏自ら植えた樹にご挨拶、立派な佇まいです。
さて、二つ目の観光場所に移動しましょう。熊本といえば、ここは外せないですよね。
熊本城です!!裏手側にある駐車場からてくてく歩いてすぐお城が見えてきました。加藤清正、そして細川家と文京スタンプラリーで得た知識が試されます。
裏手からぐるっと正面に向かいましょう。2016年の地震で被災した大小天守閣も綺麗に修繕されていてほっとしました。
ばーんと正面に、かっこいいです。
ここで一旦切ります。6に続きます。
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旅行メモ
5月 2泊3日 札幌・小樽 夫婦2人旅
おすすめスポットなど情報募集中です。
こんにちは
返信削除徳富蘇峰氏のwiki見たら若い頃の写真がありましたけど、そのままゲームに登場しそうなイケメンですね^^
身長190センチにはびっくりです
そして熊本城
復興も進んでいるようですね
立派な立ち姿、ホントカッコいいですね^^
「おやま思川ざくらマラソン」の開催終了はびっくりでしたね
いつの日かまた戻ってきてくれることを期待しましょう
こんにちは
削除徳富蘇峰氏、190センチで文武両道だったようです
体も丈夫だったのでしょうね
ご長寿でした^^
蘆花氏も館長さんのご説明のおかげで理解が深まり、充実した観光になりました
作品もう少しちゃんと読んでみないといけませんね
熊本城、復興の様子がうかがえうれしくなります
関係者の皆様の努力にはじーんとしちゃいますね
晴れ晴れしい天守閣、かっこいいです
春のマラソンの中ではかなり好きなコースでした
本当に復活を願ってます
こんにちは〜
返信削除レイナさんらしい、文学を堪能する旅ですね。
熊本城が見事に復興され
その見事な外観に圧倒されます。
まだまだ、復興半ばなのでしょうか?
九州って色々な文化があって
とても魅力あふれる土地ですよね?!
いつか
ゆっくり巡ってみたいです。
こんにちは
削除福岡の白秋から熊本の徳富ご兄弟まで、文学尽くしの旅となりました
趣味に全振りできるのも一人旅の魅力ですね
とっても楽しかったです
熊本の震災復興は大分すすんでいるようですが、文化施設もまだ閉まっているところもあります
熊本城も一部は崩れていたりと…完全復興まであと一歩のように感じました
でも関係者皆様の努力は実を結んでますね
じーんとします
今度は福岡、熊本ともにもう少し余裕のあるスケジュールで訪れたいです♪